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『相棒 season3』第14話


『薔薇と口紅〜名門殺人学園の美女』 2005.02.16放送


(c)テレビ朝日・東映
今回特筆すべきは、涼風真世さんの”塚”ってる演技でしょうか?まるで、今
にも歌い出しそうな…凛とした校長先生…(狙ってるのかな??)。私が、女
子生徒とのアブナイ関係を妄想してしまったとしても、仕方無い事です(笑)。


ストーリーは青色、cometikiの感想は桃色で表示してます。

『聖ジュリア女学院』
深夜、バラの庭園を駆け抜ける、女子高生・山内久美子(水谷妃里)。

『健康ランド・浴場』
湯船に浸かり極楽顔の、薫。
『健康ランド・ロビー』
湯上りにマッサージ機に座って、ご満悦♪(←愛いヤツ…* ̄▽ ̄*)
だが自分の分が終ってしまい、ふと隣をみるとまだ機械が動いていたので、
「ラッキー♪」とばかりにこっそり座る…すると、ロッカーの鍵が落ちているの
に気付く。
『健康ランド・男子ロッカー』
鍵を探している男に、手渡す薫。その時、男の鞄の中の妙なシャンプーに
気付いて、職質をかける。すると、男は脱兎。
『健康ランド・浴場』
男を追いかけて、薫は湯船で大乱闘(←やれ、やれぇぃ♪)
見事犯人を捕まえる。

『特命係』
角田に褒められる、薫。
 薫「ま。オレじゃなきゃ、気付かなかったんじゃないっスかねぇ」(←褒める
 とスグ調子に乗っちゃうからね…笑。そこも可愛くあるんだけど)

だが、手柄を生活安全部 薬物対策課に持っていかれるとあって、悔しが
る。
 右京「君は、相変わらず手柄に執着しますねぇ」
 薫「あ!”亀山君は、全然成長しませんねぇ”…とか、思ってるんでしょ」
 右京「そんな事、思ってませんよ。ただ、生まれ持っての性格は、中々変
 わりませんねぇ」
 薫「そりゃ、お互い様ですね」
米沢が『落語名人集』(←引っ張りますね…笑)のテープを、右京に返しにや
って来る。しばし右京と米沢、落語談。そこから、隅田川の水死体の話へ。
死体は男の癖に、化粧をしていたと…。被害者の名前は、江川良治(近藤
公園)。
『警視庁・鑑識課』
米沢に、現場の写真と資料を見せてもらう、右京と薫。
江川は後頭部を殴られた後、水死させられたらしい。
 米沢「内側のポケットに入ってたんですけど」
と、メモを見せる。
 薫「口紅3本、ファンデーション4箱」
死体の化粧と何か関係があるのか?!
右京は目ざとく、メモの透かしに注目。その印が”聖ジュリア女学院”の校章
だと分る(←一目で分るって、右京さんの知識量って一体…)

『聖ジュリア女学院』
校内で、生徒達に挨拶される、右京と薫。
 生徒「こんにちは〜」
 薫「あ、こんにちは(←カワイイ、カワイイ *>▽<*)。何か、空気も違い
 ません?」
 右京「薔薇の香りがしますね。あちらに薔薇園があります」
 薫「へぇ〜…(←分ってない…笑)」(←一生懸命匂いを嗅ごうとする仕草
 に、私はヤラれました…撃沈)
『聖ジュリア女学院・講堂』
舞台では、演劇部が練習中。久美子、右京と薫の姿を窓越しに見る。
『聖ジュリア女学院・校長室』
校長・龍ヶ崎綾子(涼風真世)から、生徒手帳を借りメモがこの学校の物だ
と確信する、右京と薫。薫、生徒手帳を借りる。
 綾子「人の命を奪うような生徒は、断じていません!」
右京は、綾子の祖父の話をする。
 右京「ゼンゾウ氏を記念して、創立記念日にはシェィクスピアを上演なさる
 とか?」
 綾子「この学校は私の人生の全てです」
 右京「敷地内の薔薇園は、どなたが?」
 綾子「父です。美しい花は生徒の感性を育てると」
 右京「よろしければ、拝見できますか?」
 綾子「ご案内致します」
『聖ジュリア女学院・薔薇園』
右京と綾子は、イギリスのリージェンツパークの話で盛り上がる。薫はその
横で、落ち着きが無い。そして、右京に何やら耳打ちすると、薔薇園を駆け
出して行く。
”創立50周年記念樹”の薔薇を見る、右京と綾子。この薔薇は、綾子の父
が植えた物らしい。
 綾子「父が亡くなってからは、形見です」
右京がよく見ると、薔薇の根本がおかしい。
 綾子「根に腫瘍が出来てしまったんです」
『聖ジュリア女学院・講堂』
一人で練習をしている、久美子。そこへ、薫が飛び込んでくる。
 薫「あ、失礼。あの…警察の者なんだけど……男子トイレありません?こ
 っち?こっち!」(←かなり差し迫っている模様…薫ちゃん、ガンバ!)
『聖ジュリア女学院・薔薇園』
綾子が右京に、「今後も協力は惜しまない」と告げ、去って行く。その後姿
に、声を掛ける右京。
 右京「お大事に」
 綾子「は?」
 右京「記念樹です。早く病気が治るといいですね」
 綾子「ご丁寧に。どうも」
『聖ジュリア女学院・教室』
煙草に火を点けようとしている、久美子。「ガラッ」と窓が開き、薫が顔を出
す。
 薫「さっきは、ありがとね。(と、言いながら教室に入り、久美子に近付く)
 煙草はマズイでしょう、煙草は。こんな名門校じゃ、下手すりゃ退学でしょ
 ?」(←名門校じゃなきゃ、いいような口ぶりね…薫ちゃん?)
 久美子「以後、気をつけます」
 薫「ハイ。よろしく」
『聖ジュリア女学院・薔薇園』
薔薇を見渡している、右京の元に薫が戻って来る。
 薫「右京さん、よっぽど気に入ったんスね」
 右京「気に入ったというより、気になってます」
 薫「何か手掛りでも?!」(←瞳がキラキラなのね〜♪)
 右京「一体、何種類の薔薇があるのかと」
 薫「そんな事ですか」(←ガッカリ…あはは…カワイイよ!!)
『聖ジュリア女学院・階段』
何やら妖しげな会話を交わす、綾子と久美子(←ココでね、私はアブナイ関
係を妄想してしまったんですよ…見事に的外れでしたけど…笑)


『川土手』
釣り人に話し掛ける、右京。満潮になると、海の魚も釣れると聞き「ピン」と来
る。

『特命係』
調べてみると、犯行時刻と満潮時刻が一致していると分る。
 右京「なぜ被害者の肺からは、淡水プランクトンしか検出されなかったので
 しょう?満潮時の河口には、かなりの海水プランクトンが含まれているハズ
 です」
 薫「もっと上流で殺されて、流れて来たとか?」
 右京「だとしたら、もっと打撲痕が残るハズです」
傷口は後頭部の打撲と、右手の引っ掻き傷のみ。角田が現れる。
 角田「この事件の被疑者、今一課が取調べてるぞ」
『警視庁・取調室の隣の部屋』
伊丹達が、被疑者の男に尋問を行っているのを見つめる、右京と薫。
殺された江川は、被疑者に300万円もの金を貸していた。江川は無職のハ
ズだが、一体どこからそんな大金を??
『警視庁・鑑識課』
米沢から、江川に使われていた物は、舞台用の化粧品だと判明した事を告
げられる。薫は「ふっ」と、久美子の事を思い浮かべる。学校の演劇部にも
メイク道具があるのではないか?!
 米沢「メーカーは、孔雀堂でした」

『聖ジュリア女学院・演劇部室』
綾子の案内で、部室を見せてもらう、右京と薫(←部屋に入る時、「お邪魔
しま〜す」って、ちゃんと言う薫ちゃんが好き♪)
。メイク道具を確認すると、
メーカーが孔雀堂だった。部費の管理ノートを見る、右京。事件前日に、メ
モと同じ内容の出費がある事を発見する。
机の上の台本を手に取る、薫。タイトルは”RICHARD V”。
 薫「リチャード スリー!(←かなり自信アリ気…くっくっく…笑)これは、ワ
 ンとツーもあるんでしょうね!!」
 右京「(限りなく冷静に)リチャード3世。と、言った方が、通りがいいですね
 ぇ」
 薫「あ!あ〜………そっちか!」(←愛いよ!!愛いっっっ!!!)
 右京「自分の知っている以上の事は語るなと、リア王の台詞にもあります
 。おいとましましょうか?」
 薫「ハイ!」(←哀愁が漂ってて、かなりツボです…爆)
『聖ジュリア女学院・裏庭』
メモの文字とノートの筆跡が同じだったと語る、右京。薫が、久美子の姿を
発見し、二人は教室へ。
『聖ジュリア女学院・教室』
一人で居る久美子。そこに現れる、右京と薫。薫が嬉々として(←なんか、
いっつも自慢気に紹介するよね。右京さんの事…気付いてないのかね?)

、右京を紹介する。右京は借り物の生徒手帳で、久美子を引っ掛けようと
する。久美子が江川と、知合いだったのではないかと…。
久美子は、自分が綾子と仲が良い為、イジメにあっていると告白。メモも勝
手に破られたのだと…だが、鞄の中から自分の生徒手帳を見つけ、ハメら
れた事に気付く。生徒手帳を右京に投げつけ、走去る。
『聖ジュリア女学院・校長室』
一人、物思いにふける綾子。
『聖ジュリア女学院・講堂』
一人、物思いにふける久美子。

『花の里』
酒を飲んでいる、右京と美和子。そこにやってくる、薫。聖ジュリア女学院が
名門とは名ばかりである事を、語る。
 薫「バリブルって知ってますか?やらた高校生が使うんですよ」
 美和子「アタシ知ってるよ。物凄く、気分がブルーって意味なんだって」
 薫「まるで、暗号っスね」
 右京「…暗号…」

『聖ジュリア女学院・校門』
久美子を待ち伏せしている、薫(←ちっきしょう、待たせてみたいや!)
『聖ジュリア女学院・校長室』
右京が綾子に、事件の報告をする。
 右京「孔雀堂で調べた所、ここ数ヶ月。こちらの演劇部からの注文は無か
 ったと…」
 綾子「仰る通り。演劇部の注文票は架空の物です」
と認め、久美子の家が経済難で、授業料を部費から捻出している事を、黙
認していると言う。この件は、事件とは無関係なので、久美子を取調べる事
は、止めてくれとも。

『道』(←どこだよぉぅ!!こんな羨ましい道は!!いいなぁっ!!)
薫、久美子と歩きながら話している。久美子は江川と援助交際をしていたと
告白する。生徒手帳は金になるというので、江川に売ったのだと…でも、江
川が殺された為、売られたマニア向けの店から買い戻したのだと。その時、
既にページは破られていたと言う。

『聖ジュリア女学院・階段』
右京と綾子。薔薇園の薔薇の話をして、別れる。
『聖ジュリア女学院・校舎裏』
練習中の演劇部に出会う、右京。何やら、違和感を感じる。

『特命係』
右京に、久美子の件を報告する、薫。そこへ、伊丹達が現れる。
 伊丹「健康ランド会員の亀山!」
 薫「何でもよく知ってんなぁ…オレの追っかけかよ!」(←確かに…伊丹さ
 んて、絶対。薫ちゃん、好きよね…笑)

伊丹達は、薫の持っている情報を教えろと言う。被疑者の男には、完璧なア
リバイがあったのだ。そして、その男の部屋から出て来たのが、件の健康ラ
ンドのタオルだった。
角田が、江川が行っていた、覚醒剤売買の資料を持って来る。それを見た右
京は、駆け出す。
 右京「亀山君。君の言った通りでした」
 薫「は?」
 右京「暗号ですよ。今回の事件に、化粧品は関係ありません。行きますよ」
訳も分らず、右京の後を追う、薫(←追われてみたいねぇ  ̄▽ ̄)

『車内』
 右京「ファンデーションと書かれているのは、覚醒剤の事です」
 薫「口紅は、注射器!」
 右京「あのメモは、覚醒剤を買う為に書かれた物です」

『聖ジュリア女学院・演劇部室』
部費の管理ノートと、覚醒剤売買の資料を照合する、右京と薫。一致する。
『聖ジュリア女学院・講堂』
 久美子「(悪びれた様子もなく)バレちゃったんだ」
薫、部費の管理ノートと覚醒剤売買の資料を持って、問い詰める。
 薫「堂々としたモンだな!」
 久美子「堂々としてた方が、バレないと思って」
 右京「江川から買って、部員に売りさばいていたんですね?」
 久美子「ダイエットに効くって言ったら、皆飛びついてきた」
 薫「自分のした事、分ってんのか?!」(←分って無いと思うよ…)
久美子は授業料の為にやっていたが、もう止めようとしていたと言う。
 薫「どんな事情もな、友達に覚醒剤売る理由にはなんねぇんだよ!」(←う
 〜ん…ココで、”友達”って言葉使うかぁ…”友達”…でもね、ホントに友達
 だったら、絶対悪い事は出来ないと思うんですよ…ましてや、覚醒剤を売
 りつけるなんて…”友達”の意味合いが変わってきてるのかな??ちょっと
 悩んでしまった、台詞です)

 久美子「欲しがったのは、皆の方よ!」
 薫「覚醒剤がどんなに恐ろしいのか、知ってんのか!?どんな悲惨な事に
 なるのか、知ってんのか!?」(←分ってて、やってんじゃないですかね?
 薫ちゃんの言葉、届かないと思うよ……)

 久美子「正義等という言葉は、臆病者が使う物だ―…」
 薫「ふざけてる場合か!」
 右京「後悔を知らない人間は、獣と同じだ。…シェィクスピアの言葉は、常
 に真理ですねぇ」
 久美子「後悔したわよ!終わりにしたかった!なのに、纏わりついてくるか
 ら殺したの!」(←なんかもう………)
 右京「この荒れ果てた孤島に、逃げ場は無い」
 久美子「え?」
 右京「これもシェィクスピアですよ。リチャード3世の方は記憶していても、
 こちらの方はまだのようですね」
 久美子「台詞なんか入らない!あの日から何も手につかないの!」(←覚
 醒剤売ってた時は、平気だったのか?)

 右京「全て、あなた自身が起した事ですよ?」
『聖ジュリア女学院・薔薇園』
一人佇む、綾子。そこに右京が現れ、シェィクスピアの話をする。そして、疑問
に思っていた事をぶつける。
 右京「(演劇部員達は)リチャード3世でなく、テンペストを練習してました」
 綾子「演目を変更したんです。テンペストの方が、観客が楽しめると思って」
 右京「テンペストがシェィクスピア最期の戯曲だというのは、偶然でしょうか
 ?薔薇に肥料を与えないのも?」
 綾子「何が仰りたいんですか?」
右京、紙を背広の内ポケットから取り出し、広げて見せる。この学校が、来春
別の人間の手に渡る事を、調べたと。だが、綾子は事件とは関係無いと、言
い切る。ただ、綾子の父が愛した薔薇園が、他人の物になるのが耐えられな
かった…それならいっそ、自ら葬り去ろうと思ったと。
 綾子「シェィクスピアの舞台の幕と一緒に、我が校の歴史にも幕を降ろすん
 です。事件とは何ら関係ありません」
右京は、事件が解決した事を告げる。久美子の覚醒剤絡みだったと…。そこ
へ、薫が久美子を連れてくる。
 右京「舞台の結末は、あなたが決めてください」
その言葉に、綾子は学校の名誉を守る為に殺したと認める。
だが、右京はそれだけの理由で綾子が、人を殺すとは思えないと言う。
実は江川は、綾子の父が植えた薔薇を汚したのだ…それが、綾子には絶え
られなかった。久美子のメモを見つけられなかった綾子は、死体に化粧を施
す事で、メモの内容を化粧品の事だと思い込ませようとした。
 右京「なぜ、我々に犯行現場を案内したのですか?」
 綾子「自分でもよく分りません…もしかしたら、少しだけあなたが父に似て
 いたからかもしれません」
 右京「恐縮です」
『聖ジュリア女学院・校門』
校門を出る、右京・薫・綾子・久美子の4人。綾子、校舎を振り返り、
 綾子「きらびやかなる宮殿。厳しきガラン…その全てはかりそめの芝居。
 音も無く消えうせ、後には霞みすら残りはしない」
 右京「そして我々もまた、夢の如く儚き存在」
静かに終わりを告げるかのように、鐘が鳴る…。



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