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『相棒 season4』第9話


『冤罪』 2005.12.07放送


(c)テレビ朝日・東映
【ストーリー】
ゆかりは、内縁関係にあった青木をガラスの灰皿にて、撲殺。
緑川署に自首する。担当になったのは、安城刑事。
翌日には、ゆかりに担当弁護士として、室園がつく。
あまりのスピード展開に、疑問を抱く右京。独自の調査を開始。
ゆかりの兄・彬が20年前に殺人容疑で逮捕されている事を知る。
彼は、「無罪」を主張しながら、拘置所で病死していた。
その担当刑事が、安城で起訴したのが、当時検事だった室園だった。
ゆかりが殺害した青木の部屋で、右京と薫はある財布を発見。
それは20年前の彬が”冤罪”であったと証明する物だった。
二人は、安城と室園が結託してゆかりをそそのかし、自分達の保身に利用
しているのではないか?と考える。
だが、”冤罪”という不名誉な事を警察が認めるハズが無い。
小野田にも説得を試みるのだが、失敗に終わる。
時は流れ、ゆかりの初公判が始まった。
そこで彼女は衝撃的な言葉を発する。
「私は、そこに居る安城刑事から、青木の件を知りました。そして、そこの
弁護士さんも…この裁判で執行猶予をとってくれるんでしょう?」
絶句する、安城と室園。
利用されていたのは、彼等二人の方だった。



◆キャスト◆
室園悦子…一色彩子(ゆかりの弁護人。元検事)
安城雄二…中村育ニ(ゆかりの担当刑事)
篠宮ゆかり…青山知可子(青木殺害後、自首)
曽根崎 真…鷲生 功(20年前、彬に殺害されたとされるが)
青木由紀男…平井賢治(ゆかりに殺害される)
篠宮 彬…外川貴博(ゆかりの兄。殺人で逮捕され、拘置所にて病死)

●脚本● 櫻井武晴





<青木のマンションにて>
室園と一人で接触してから、右京がやって来る。
2階の青木の部屋を見上げれば、膨れっ面の薫が居る。
 薫「探しましたよ!?」
 右京「留守電に、君のメッセージか入ってました」
 薫「聞いたんなら、折り返してくださいよ!」
 右京「君ならここで待っているだろうと、思いました」
 薫「俺は、犬ですか?!」
憤慨する薫に冷静な視線を投げかける、右京。
 右京「被害者はココに何年住んでたんですか?まさかただボーッと待って
 ただけですか?」
 薫「(怒髪天で一度歯を食いしばる)管理人の話では、10年と3ヶ月!!」
 右京「(気にしないといった風に)10年…ですか?」
スタスタと部屋の中に入って行く右京をやり過ごしてから、薫。大きく溜息を
吐いて、一人怒りを静める。


ちょっと、見ました?!
薫ちゃん、激カワーーーーーッ(*>▽<*)。
ドラマが始まって、約8分(←細かすぎ)薫ちゃんの登場が無くて、多少イラ
イラ気味の私の目に飛び込んできたのは、マンションの手すりにもたれかか
って、手を(←嗚呼、私には尻尾に見えたんですけど)を「パタパタ」やってる
薫ちゃんでした。
少しむくれてて…それがまた子供っぽくて、可愛くて好き(* ̄▽ ̄*)エヘ。
あと、やっぱり薫ちゃんは…

犬ーーーーーっ!!(←勿論、いい意味で☆)
名付けて、
”忠犬・ハチ亀”(爆)!!!
うわぁ〜…飼いてぇっ(☆▽☆)!!

私の目には、クッキリ&ハッキリ、薫ちゃんのお耳と尻尾が見えるのです…
仕方ないぢゃ〜ん、カワイイんだもん!
ちょっと、上のイラスト…耳が化け猫みたいだけど、犬です!!




<青木の部屋にて>
凶器となった灰皿から、青木はヘビースモーカーだった…と結論付けられてい
るが、右京は納得がいかない。
そこで室内を物色し始める。
煙草で作ったような焦げ跡は無いものの、畳についたシミが不自然に途切れ
ているのに気付く。興味を持った右京は、畳を動かそうとするのだが…動かし
たい畳の上に自分が乗っかっているので、微動だにしない←当たり前だ(笑)
それを見つめている、薫。。。
 薫「右京さん?乗ってたら上がりませんよ?上げたいんでしょ?」
 右京「(ハタと気付き)こりゃ、失礼」
畳の上から下りて、薫と2人で畳を動かす。
すると畳の下から、立派な札入れが出て来た。


畳に載って「うんしょ、うんしょ」やってる右京さんもカワイかったけど、それを
見て…お母さんが子供に言い聞かせるように、「右京さん?」って言う薫ちゃ
んが好きだ☆
さっきまでご立腹だったのにね(苦笑)。




<警視庁捜査一課にて>
今回の事件の加害者である、ゆかりの兄・篠宮 彬が20年前に殺人容疑で
起訴されていた事が判明する。
そこに現れる、右京と薫。
 伊丹「立ち聞きかよ!オメェらしいよなぁ〜特命係の亀山!!」
 薫「(軽い感じで)立ち聞き大好き♪特命係の亀山ですけど、何か?」
 伊丹「何だ?その言い草!!」
 薫「オメェが言ったんだろ!!」
内村部長が登場。
特命係を強制退去させる。
薫は、部屋を出て行きながら…
 薫「(伊丹に)もう教えてやんねぇ!バーカ!本当にバーカ!!」


ラ、ラストの台詞は…なんか、素っぽくて笑ってしまった(爆)。
監督から「カット!」かかった瞬間に、現場で大爆笑が起きてそうなシーンだ
なぁ〜…なんて。一人妄想して喜んでおりました♪
”犬猿の仲”。
とか言いながら、土曜ワイド劇場の単発1本目の時よりは、俄然仲良しさん
になっている2人じゃないかなぁ。。。と、思うのですよ☆
やはり、年月って人を変えるのね( ^ w ^ )。
 伊丹「どこに目ぇ付けてんだよ!!」
 薫「コイツと仲良しなんて、冗談じゃねぇ!!」
嗚呼…2人の怒鳴り声が聞こえてくるけど(笑)。本当に”キライ”だったら、こ
んなやりとりすらしてないから。大丈夫。




<花の里にて>
美和子からの情報。
彬は拘置所で20年前に病死。殺人罪を否認していたらしい。



<特命係にて>
”S60年度発生 競艇通り強盗殺人事件”を紐解いてゆく。右京と薫。
まず、被害者の名前は金子。
競艇で大穴を当てて、飲み屋で一杯やった帰り道。彬に襲われて、死亡した
と結論づけられている。状況証拠として、彬が競艇の常連で犯行の翌日に、
ゆかりに20万円以上の借金(被害金額と一致)を返している事が挙げられた
。しかし彬は、取調べで「拾った」と主張。
最終的な決定打は”自白”なのだが、果たしてそこにどれだけの信憑性があ
ったのだろうか?と、右京は思う。
彬を取り調べた担当刑事の名前の欄に、安城の名を見つける。



<緑川警察署・会議室にて>
右京と薫、安城に20年前の事件の関連性について訊ねるが、接点は無い
と突っ撥ねられる。

 安城「今朝、篠宮を送検しました。過剰防衛による傷害致死で」
 右京「傷害致死で?」
 安城「今回は、それが妥当だと判断しましたから」

吐き捨てるように言って、安城退場。
右京と薫はスピード送検に、首を傾げる。



<花の里にて>
美和子からの情報。

 美和子「20年前に篠宮 彬を起訴した室園が、篠宮ゆかりを弁護してるの
 よ?」
 右京&薫「!?」



<室園法律事務所にて>
美和子から聞いた事実を、室園に突き付ける右京と薫だったが…

 室園「偶然です。皮肉なものですね」

サラリとシラを切られてしまう。



<道にて>
室園法律事務所からの帰り道。
右京と並んで歩く、薫。

 右京「自分の兄を起訴した検事の名前を、覚えてない?」
 薫「有り得ますかね?」

自然と足が速くなる、2人。



<警視庁・鑑識課にて>
米沢に依頼していた、札入れの指紋照合の結果が出る。
付着していたのは、青木と金子の物だった。
つまり、篠宮 彬の指紋が検出されなかったという事は、彬はこの事件に関
係なかった…つまり、冤罪だったのではないか?!という推理が成り立つ。
すると、真犯人である青木と内縁関係であった、ゆかりの心中はいかに?
もしかしてそれが、今回の事件の動機なのではないか?!

 米沢「あと1つ。正体不明な指紋が…」
 右京「安城刑事の物と照合してください!」


後日…
指紋は、安城でなく室園と一致した。
室園は生前の青木に、接触していたのではないか??



<道にて>
右京と薫が、証拠から事件の経緯を推理する。
まず、青木が金目的で室園をゆする。
室園は安城と組んで、真相をゆかりに教え、青木を殺害して自首すれば、”
殺人”ではなく”傷害致死”にしてやると持ち掛けた。。。

単なる殺人事件ではなく、殺人教唆による復讐殺人だったのかもしれない。
しかし、証拠が足りない2人は自白を取りに向かう。



<室園法律事務所にて>
右京と薫は、室園に札入れと指紋照合の結果を突き付けるが、「サラリ」と
かわされてしまう。
薫はそんな室園の態度に、キレる。

 薫「デキレースだ!警察と弁護士がグルになって、逮捕も送検も起訴も、
 物凄いスピードでやっつけて、真実を闇に葬ろうとしてる!!」
 室園「(冷ややかな眼差しで)真実って何でしょう?」
 右京「真実とは、どんなに闇に葬ろうとも、いつか必ず白日の下に晒され
 るものです!」


”熱い薫ちゃん”。
実はかなり好きなのです(*^w^*)ウフフ。
おバカな所も好きだけど、”譲れない部分”ってのをしっかり持ってて、そこ
についてはどんなに他人に笑われようとも、熱く語る…

カッチョイイ…カッチョイイよ!薫ちゃん!!



<東京地検 検事室にて>
検事 曽根崎 真の元を訪ねる、右京と薫。
自分達の推理を話し、起訴を食い止めようとするが…



<国家公安委員会 警視庁 小野田の部屋にて>
小野田と内村が話をしている。

 小野田「検察でした自白は、復讐殺人だとか…」
 内村「しかし、なぜ今になって…」
 小野田「あの2人が掘り起こしたんですよ」
 内村「特命が?!」
 小野田「(しれっと)おや?勘が良くなりましたねぇ〜」

すっとぼけの小野田に業を煮やす、内村だったが「2人の処分については、
既に手を打った」との事…


この2人…
どうやったって勝負見えてる当りが、悲しいよなぁ(苦笑)。
面と向かって文句言ってる、内村さんのが実は害は少ないような気がする
。小野田さんは笑いながら、ぶった斬っちゃうからなぁ…(−”−;)。
こんな人じゃないと、右京さんとは渡り合えないから、大事にしなくちゃね♪
(褒め言葉ですから…汗)




<地検が会見を開く―…>
大勢の報道陣を前に、「傷害致死ではなく、殺人で起訴する」事を発表。
中に居た美和子が、質問で追い詰めるものの、決定打は出ない。



<花の里にて>
右京と薫、美和子が飲んでいる。
右京は更に推理を進めてゆく。。。
ゆかりは真犯人を教えてくれた、安城と室園に義理立てをしたのか?
真犯人である青木は、殺してしまう程に憎んだのに…冤罪を作り上げた2人
には、何も制裁を与えないのか?

 たまき「そろそろお茶漬けにしますか?」

右京の性格&行動パターンを熟知した、たまきが声を掛ける。
その声に、ふと顔を上げる右京。

 右京「僕はワサビ多めですよ?」
 たまき「はいはい(笑)」


たまきさんに対して見せる、一瞬子供っぽい表情の右京さん…ラブリー♪
もう、このシーンだけでも2人の親密さが分かって、しやわせな気分になる

なんつーか、いくら冷静沈着で頭脳明晰でも、やはり人間味が無いと人を
惹き付ける事は難しいと思うから。
ま、今までは敢えてやってこなかったんだろうけど。
”わからない人間”相手に、どんだけ努力しても無駄な事ってあるし。
”変わり者”(しかも多数決で決められる基準だ)ってだけで、まともに相手
してもらえんしねぇ…「このまんま、変わり者オーラ出してた方が楽かも」と
思うようになっちゃうし。
幸い、独りでも大丈夫な性質だと、その点は助かるよね。
理解してくれるのは、そんな大勢じゃなくていいんスよ。
最近の右京さんは、薫ちゃんと出逢った恩恵かな(’∀^*)/




<国家公安委員会 警視庁 小野田の部屋にて>
またまたやり合っている、小野田と内村。

 内村「野良犬(特命係の事)は捨てるべきでは?」
 小野田「野良犬は捨てられません」
 内村「は?」
 小野田「野良犬は飼えませんから」
 内村「禅問答してるんじゃないんですよ!!」

そこへ右京と薫が怒鳴り込んでくる。
安城に会えなくなっていたのだ。

 小野田「殺人教唆の証拠は?」
 薫「無いから、監察官を官房長官の命で動かしてくださいって―!!」
 小野田「(右京を見て)それは、お前の頼みなの?」
 右京「ご忠告申し上げています」
 小野田「残念。頼みならなんとかしてやろうと思ったのに(あくまで飄々)」
 右京「前にも言ったハズです。沸騰した鍋に蓋をすれば、吹き零れるかも
 しれません。今まさに沸騰している状態なんです!!」
 小野田「じゃあまず、火元であるお前達をどうにかしないとな。杉下。世の
 中には火を止めても、開けてはならない鍋があるんじゃないのか?」
 薫「官房長官!!!」
退室しようとする、小野田の背中に向かって、右京。
 右京「本当に、このままで済むとお思いですか!?」
 小野田「(振返り)そうなるよう、がんばるよ」


やはり、やはりこの2人っス☆
右京さんと小野田さんのやりとりは、和やかそうに見えて色んな物が蠢い
ているトコが楽しい…(☆▽☆)フフフ。
右京さんの、悪いまでの正義感とか…
小野田さんの、官房長としての立場とか、個人的な思惑とか…
 
「小野田さんて、食虫植物みたいだ…」
なんとなく今、浮かんだフレーズを書いてみた。
伝わります??

薫ちゃんは純粋に、小野田さんを慕ってるんだろうなぁ…ホロリ。




<裁判所にて>
一ヵ月後―…
ゆかりの裁判が開かれた。
傍聴席に座る、右京と薫、そして美和子。
検察が朗読した起訴事実について、裁判官がゆかりに問う。

 ゆかり「1つだけ違います。私が青木を20年前の犯人だと知ったのは、あ
 の刑事さん(安城を指差し)に教えてもらったからです。とてもいい刑事さ
 んです。私が青木を殺しても、傷害致死で送検してやるって言ってくれま
 した」
場内騒然となるが、ゆかりは構わず続ける。
 ゆかり「弁護士の先生(室園を見る)も、その時一緒に居ました。私が青木
 を殺せば、この裁判で必ず執行猶予をつけてくれるって、言ってくれたん
 ですよね?」
傍聴席の右京が、呟く。
 右京「とうとう吹き零れました」
美和子は慌てて席を立ち、ロビーに向かう。

ロビーは、報道陣でごった返している。



<国家公安委員会 警視庁 小野田の部屋にて>
窓の外を見つめて、呟く小野田。

 小野田「どうやら火元が違っていたようですねぇ…」



<道にて>
右京と歩く、薫。
右京がゆかりの心中を、代弁する。
ゆかりが口を閉ざしていたのは、警察、検察、裁判も信じていなかったから。
公開裁判で傍聴人の居る前でしか、言葉を発せ無かったのではないか?
兄の冤罪による復讐殺人は立証されたが、殺人教唆に関しては謎な部分
が残る。。。
実は、これこそがゆかりの真の復讐だったのかもしれない。





重かった…話。
ドロドロしてて、ちょっと苦手かなぁ………
”冤罪に始まり、冤罪に終わる”みたいな。
繰り返されるのかね、こういうコトは(溜息)。。。




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