【ストーリー】
ホームレスの集団が襲われる。その内の1人が死亡。男の所持品の中に八重
表菊紋の入った懐中時計があった。それは、22年前右京が初めて担当した事
件に関わっている物だった。この事件はまだ未解決のままだ。誰もが「時効」を
口にする中、右京は動き始める。
被害者の家族である嘉代は、痴呆を患っており事件についての事柄が、当時の
証言と食い違ってしまう…家族は病気の所為だと言うが、右京は彼女の発言に
注目する。
右京が真相に近付いてゆく中、嘉代が夫である泰彦に殺害される。そして、22
年前の殺人も自分がやったと、証言を始めた。
だが右京は納得がいかない。
当時5歳だった聖子が、抜けていた父親・晃一の記憶を取り戻す。それは、性
的虐待を受けていたという、衝撃の事実だった。
それを知った宗家(当時、聖子の家に書生としてやっかいになっていた)は、晃
一を殺害してしまう…しかし、その後。海外に行っていたりしており、本当の時効
はまだ迎えていなかった。
逮捕するのを譲れない右京に、薫が自首を提案するのだった。
◆キャスト◆
御手洗聖子…奥菜 恵(衆議院議員・宗家の秘書をしている令嬢)
御手洗嘉代…馬渕晴子(聖子の祖母。痴呆を患っている)
御手洗律子…平 淑恵(聖子の母親。現在眞治の妻)
御手洗眞治…石田登星(兄・晃一の死後、律子と結婚)
御手洗晃一…佐藤一平(聖子の父。22年前殺害される)
御手洗泰治郎…高杉哲平(聖子の曽祖父。里中に懐中時計を譲る)
里中邦明…横田エイジ(御手洗家で書生をしていた。事件で死亡)
御手洗泰彦…神山 繁(聖子の祖父。妻・嘉代を殺害)
宗家房一郎…勝野 洋(衆議院議員。過去御手洗家で書生をしていた)
●脚本● 輿水泰弘
<病院の玄関前にて>
夜のランニング中に事件に巻き込まれ、病院に搬送された薫を探しに来る、美
和子。警官に制止されそうになり…
美和子「すみません。夫が中に―…」
うひょひょヾ(≧∀≦)ゞ
”夫”だって!!新鮮ーーーっっっ!!!
<病院内・廊下にて>
薫を探している、美和子のもとにトリオ・ザ・捜一がやって来る。
伊丹「亀山の嫁!」
ひゃひゃひゃ♪(ノ´∀`)ノ゛
”嫁”だって〜!!新鮮×新鮮ーーーっっっ!!!
傍に居た男が「刑事さんなら、霊安室だよ」と言われ、慌てて駆け付ける一同。
<病院内・霊安室にて>
お焼香している、薫。
そこに、美和子とトリオ・ザ・捜一がなだれ込んでくる。
元気そうな薫の姿に、一同安堵の表情。
伊丹「(薫に)現場に居たのに、何もできなかったのか?」
薫「お前も10人位に囲まれて、撃たれてみろ!!」
伊丹「オモチャだろうが!」
薫「(うっと詰まって)オモチャの域超えてるぞ?!」
伊丹、視線を移すと美和子が被害者の遺留品に触っているのを見つける。
伊丹「むやみに触らないでもらえますか?亀山夫人!!」
なんのかんの言いながら、霊安室に飛び込んで来た時、一番不安な表情して
たのが伊丹さんだった気がする(笑)。
そういえば最近、伊丹さんばっかり薫ちゃんの心配してるから、逆に伊丹さん
のピンチがあって、それを助ける薫ちゃんてのも見たいなぁ。。。
例えば、こんなシーン。。。(以下、完全にcometikiの妄想です)
芹沢「先輩なら、謹慎処分になりました」
薫「なんで?」
三浦「仕方ないだろう?ヤツにも容疑がかけられてるんだから」
薫「はぁっ?!んなの、ある訳ねぇだろうがっ!!」
芹沢「でも、証拠は揃ってるんですよねぇ…」
薫「証拠がなんだよ?お前、伊丹の事信じてねぇのか?!」
三浦「亀山、無茶言うな…」
薫「何で誰もアイツの無実を証明してやろうとしねぇんだよっ!俺1人でもや
ってやる!!伊丹はこんな事やれる人間じゃねぇって、証拠山程取ってき
てやるよっっ!!」
芹沢「先輩…」
薫「何だよ?止めてもムダだかんな!」
芹沢「いや。先輩って、意外と伊丹先輩の事、好きなんですね?」
薫「ばっ……んなんじゃねぇよ!それとこれは、別なの。別!!いいな?!」
なんてねo(●´ω`●)o
たまには伊丹さんの為に、必死んなってる薫ちゃんてのも良くない?
<特命係にて>
被害者が持っていた懐中時計の話になる。
薫「明治天皇からもらっちゃったモンみたいですよ?」
右京「下賜された」
薫「カシ…?そう、それ!」
このシーンですね☆『相棒オフィシャルガイドブック』に載ってた、”皆で作って
る場面”というヤツ。
脚本では、薫ちゃんが「下賜された」って言うらしいんですけど、現場でこうした
方が自然だろうってこうなったらしいです♪
確かに、薫ちゃんが自然に「下賜された」って使ってたら、違和感だワ。
なんせ、島根県の県庁所在地間違えちゃった過去がありますからね(苦笑)。
右京「災難でしたね?」
薫「最近ちょっと不眠症気味で…実は、美和子がオカシくなっちゃったんです
よ―…」
伊丹「(薫が言い終わらない内に)特命係の亀山〜っ!」と、入ってくる。
薫「話の腰折るなよ!」
伊丹「(右京に)カメ、借りますよ?」
右京「(サラリと)どうぞ」
薫「どーぞって…オイ!!」と、訳も分からぬまま引っ張って行かれる。
なんかすっかり”物”と化している薫ちゃん(爆)。
なんつーか、「部下借りていきます」っていうんじゃなくて、「私物お借りします」
って感じなのが笑える( ´∀`)ウヒャヒャ
それだけ2人の関係が濃いのよね〜♪
右京さんも、雰囲気的に「大した事ないなぁ〜」ってのが分かってて、理由も聞
かずに「どうぞ」って言っちゃうし(苦笑)。ステキだ☆
<某市役所にて>
犯人の面通しが終わり、車に乗り込むトリオ・ザ・捜一。
薫も乗り込もうとするが、芹沢にロックを掛けられ入れない←酷い
薫「な?え?おい?」
伊丹「もうお前に用はねぇ!さっさと帰れ!」
そして無情にも薫を置いて、走り去る車。
薫「ふざけんな、バカヤローっっっ!!!」
その後を、猛ダッシュで追いかける、薫。
どうした?!薫ちゃん!!
初っ端から、撃たれてみたり、置いてかれたり、ボロボロじゃん(爆)。
新婚ボケしないように、愛のムチかしら?
薫ちゃん、ファイトっO(≧∇≦)O
<特命係にて>
マッチ棒を積み重ねて遊んでいる、薫。かなりの高さだ(笑)。
右京が戻ってきて、『文京区強盗殺人事件』のファイルを見せる。
マッチ棒を積んでいる机に広げようとするので…
薫「ああっ(汗)」
さりげなく開いている場所にファイルを誘導するも、右京が大きくページを開き
マッチ棒は呆気なく崩れ去る。
薫「ああっ(泣)」
右京さんてば、ワザと??←いやいや
今シーズンの裏テーマってば、”薫ちゃんイジメ”じゃないんだろうか(苦笑)。
ま、実際。推理に集中してるから、周り見えてないってのが事実だったりする
んだろうな。右京さんの場合。
マッチ棒の塔が崩れた時の、薫ちゃんがメチャ可愛かったです(。-_-。)ノ☆
<車内にて>
話が途中になっていた、美和子の件について切り出す、右京。
右京「話が途中になってましたね。美和子さんがどう患ったのですか?いえ
、おかしくなったのですか?」
一言づつ、言葉を選んで喋ってる右京さんが好きです。
その場に合った言葉を、瞬時に選んで使えるというのは、さすがだと思います
。もぉ〜いかに脳ミソ通さずに喋ってる人間の多い事か!!
ボキャブラリー少ないなりにも、懸命なら許せるけどね〜そんな気遣いさえ微
塵も感じられないからイライラしちゃう。そして、一番ムカつくのが一般的に”エ
ライ”って言われてる人が、「ここで、その言葉使うか?!」って時。単に私が
ナメられてるだけなのかもしれんけど、”頭の良さ”と”賢さ”って違うんだなぁ
って、つくづく思いしらされる。
<亀山家・リビングにて>
香を嗅いで、ヨガをやっている美和子に、辟易している、薫。
美和子「確かにちょっとオカシイよね?」
薫「ちょっとどころじゃねーよ!お前、どーかしちゃってるよ?ピラミッドに感激
して、人生観変わるか?ナイル川遊覧して、会社辞めようと思うか?砂漠で
砂嵐見て、誰が我が身を省みるんだよ?!」
美和子「そうじゃなくて、22年前の殺人事件だよ」
薫「(素っ気無く)聞いてた?」
美和子「聞かせる為に喋ってたんでしょ?」
薫「聞いてないのかと思った!返事もないしっ!!」
このシーンは、”スフィンクス美和子さん”と、薫ちゃんのスネ具合がポイントか
な(* ̄◇ ̄*)ウフ。
これも現場でどんどん変化していって、最終的にスフィンクスになっちゃったら
しいっスからね(爆)。でも、いいカンジですよ?好き、好き♪
美和子さんに関しては、「またしても製作者の意図で、人生書き換えられてる
よなぁ〜」って、正直思いました。私の中の美和子さんて、”新聞記者”って仕
事にすごく誇りを持ってる人だと思っていたから。フリーになるなら、もっと早い
段階でいくらでもなってたと思うのに、敢えて新聞記者にこだわってたのは、
何かしらの強い意志があってこそだと思ってた。それが”美和子さん”だとも思
っていたし。。。だから、ちょっと残念。
薫ちゃんは、なんつーか新婚生活を満喫してそう(笑)。
前より、美和子さんの事が「好きで好きでたまんないよう!」って感じで、とって
もカワユイです(●゚∀゚人´∀`●)
事件で疲れて帰ってきたら、しっかり美和子さんに癒してもらってね☆
<オープンカフェにて>
美和子の情報を聞いている、右京と薫。
そこへ角田がやって来る。
角田「ヒマか?俺はヒマだ。おっ!(美和子に)俺の記憶に間違いがなければ
お前は亀山の嫁さんだな?」
美和子、席から立ち上がって
美和子「主人がいつもお世話になってます(一礼)」
角田「なんだよ!お前、主人かよ(と、薫に)?!がんばれよ、主人!!」
薫「(照れて)主人です〜アハハハ」
角田「(右京に)部長が呼んでるぞ」
薫「それ伝えに、わざわざ?」
角田「言ったろ?ヒマだって。うっかり電話取ったら、パシリだよ〜」
<特命係にて>
部屋に帰ってくる、右京と薫。
大木「(薫に)よっ」
薫「お?」
小松「(薫に)よっ」
薫「ん?ん??」
初めて、声掛けられたぁぁぁ♪"Φ( ̄▽ ̄Φ)♪
なので、戸惑う薫ちゃんが激萌(爆)!!
大木さん、小松さん。これからも、ちょこちょこ台詞ありますように( ^ 人
^ )。
<ホテルラウンジにて>
聖子と話す、右京と薫。
薫「ちょっと言い辛いんですけど。あなたのお父さんは死んだほうが良かった
…って―…」
そう言った瞬間の寺脇さんの瞳が、陽の光に輝いてキラキラしてて、すんごい
キレイだったのよぉぉぉヾ(≧∇≦*)〃
あれはもう、どんな高価な宝石さえ敵わないね!!←ベタ惚れ
<東京拘置所・玄関にて>
泰彦の面会を終えて出て来る、右京と薫。
車から出て待ち構えている、小野田。
小野田「乗ってかない?」
右京「こちらも車なので」
小野田「そ。じゃ、送ってってよ」
薫「は!?」
小野田さんのマイペースキャラ健在で、とっても嬉しいワ(*´∀`*b)
というか、いかに効果的に相手を追い詰めるか、熟知してる感が好き♪
大声上げて怒鳴っていれば、相手がビビるというものではないのだ☆
<車内にて>
小野田を送っている、右京と薫。
小野田「杉下。お前がやっている事は、時効制度をないがしろにする行為だ
よ?」
右京「承知しています」
小野田「承知している人間は、こんな真似しないよね?」
右京「…」
小野田「御手洗さんの告白で納得した?」
右京「官房長官がお聞きになった告白とは?」
小野田「お前達が聞いたのと一緒でしょ。だから、終わりにしてね?どういう
意味かは、お前なら分かるでしょ?」
薫「…」
私が薫ちゃんだったら、運転放棄して逃げてるかもしれない(爆)。
居たくねぇ〜こんな場面(/ω\;)!!
やんわり会話のキャッチボールしてるようで、グッサグッサ相手を斬ってってま
すからねぇ(苦笑)。
だって小野田さん、ほとんど疑問形で右京さんに返してるけど、その迫力とい
うか、言葉の重みたるや半端じゃないもん。。。
怖いぃぃぃぃぃ〜w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!!
<六本木ガーデンテラスにて>
ニセの電報により、呼び出された宗家と律子。
そこへ聖子と右京、薫が連れ立って現れる。
右京の推理と、聖子の取り戻した記憶から、宗家は自白を始める。
宗家「私は、殺す意思を持って、晃一君をこの手で殺しました」
聖子と律子は、宗家を見逃して欲しいと右京に懇願するのだが…
右京「時効前に告白を聞いてしまった以上、我々はあなたを逮捕しなければ
なりません」
律子「見逃してください!」
聖子「先生は立派に罪を償ってこられました!先生が総理になれば、日本
はもっと良くなります!!」
右京「得がたい政治家である事は、充分承知しています。しかし僕は、今この
耳でハッキリと告白を聞いた。無しにはできません!」
ここまで黙って聞いていた薫が、右京に駆け寄る。
薫「だったら、自首にしませんか?!宗家さん自ら出頭していただければ、自
首が成立します。いいでしょう?自首で。充分でしょう?右京さん!!」
右京、少し口元を緩めて
右京「君がいつも傍に居てくれて、助かりますよ」
薫「え?」
右京「僕には君のようなしなやかさが欠けています」
「君がいつも傍に居てくれて、助かりますよ」
右京さんのこの台詞が、どうも今後の展開を予想させるようで…怖いなぁと、
思った。ま、考え過ぎなんだろうけど。。。
でも、今回。
右京さんがこの事件を掘り返さなかったら、少なくとも嘉代さんは殺されずに
済んだ訳だし、泰彦さんも犯罪者にならずに済んだ…それは事実だと思うん
だ。
”酷い人間だから殺していい”とか”過去にこれだけ辛い思いをしたのだから、
人を殺しても許される”なんてのは思わないけれど、今回のは普通だったら、
時効を迎えてる事件な訳だし。小野田さんの言うように、時効制度をどう考え
ているんだろう?と思う。
「時効を過ぎても、人の心はそれを忘れる事は無い」
こんな台詞も、過去。右京さんが言っていたような気がするけど。
右京さんの残酷すぎるまでの潔癖な正義が、今後災いしない事を祈るばかり
です。ホント。
<公園にて>
事件が解決し、小野田と並んで歩いている、右京と薫。
小野田「(右京に)お前にはガッカリです」
右京「はい?」
小野田「探偵気取りの人間は往々にして、個人的興味を優先させる。改めて
それを実感しました。社会人としては、殆ど欠陥品です。このままだと、いず
れお前と徹底的に戦う日が来るかもしれませんねぇ…勿論、そういう日が来
ない事を祈ってますけど?」
右京「僕もできれば、争い事は避けたいですねぇ」
小野田「お前次第ですよ。(腕時計を見て)ちょっと早いけど、お昼どお?」
右京「今日はやめておきます」
小野田「そうだよね。君達は、汚いけど美味しいお店を知ってるでしょ?」
薫「今度、お連れしますよ!」
小野田「そう。楽しみにしてます」
開戦のトランペットが高らかに鳴った感じ??
今シーズンじゃないかもしれないけど、いつか対決する日が来るんだろうか?
右京さんと小野田さん。
その時、薫ちゃんは??
「右京さんに付くに決まってんじゃん!!」
そんな声も上がるかもしれませんが、右京さんの正義感がボーダーを振り切っ
ちゃったら?
その点、小野田さんは自分の感情を巧くコントロールして、おまけに暗躍して、
色んな事やっちゃうだろうし…嗚呼、想像するだに恐ろしい(; _ _ )/
せめて、今はゆっくりと楽しい時間を過ごしましょうよ?ね??
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