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『相棒 season5』第13話


『Wの悲喜劇』 2007.1.17放送


(c)テレビ朝日・東映
【ストーリー】
薫の向かいに住む欣司の妻・麗子が、トイレで遺体になって発見される。
身体の大きかった麗子は、欣司の出張中にトイレに嵌ってしまい、身動きが
取れず餓死してしまったのだ。
一見、事故かと思われたが、右京は欣司の犯行ではないか?と着目する。
旅行から帰ってきてすぐに、トイレの前に置かれた旅行鞄。出張先から何度も
自宅に掛けられている電話、それも4日目以降は一切掛けられていない…な
ど。欣司の不審な点が目についたのだ。
トリオ・ザ・捜一は、欣司が浮気をしていた事まで突き止める。
欣司は妻が邪魔になって、殺害を計画したのか?!
しかし、真実は意外な所にあった。
浮気をしていたのは、麗子だったのだ。欣司の再三に渡る頼みも聞かず、浮
気を繰り返す麗子に、欣司は遂に犯行に及んだのだった。


◆キャスト◆
大丸欣司…野村宏伸(妻を愛している、研究者)


●脚本● 輿水泰弘





<亀山家・台所にて>
何やら怪しげな料理を作っている、美和子。
薫、美和子のおつかいから帰って来る。
 美和子「あった?」
 薫「クミン…それから、ポワブルローゼ?」

<亀山家・居間にて>
その怪しげな料理を口に運ぶ、薫。
 美和子「どう?」
 薫「ん?おぉ〜…なかなか…(と、美和子の方を向かずにOKを出す)さす
 が、午後からコツコツ作ってただけの事はあるね?」
 美和子「でしょぉ〜♪」
 薫「でさ、コレなんて料理?」
 美和子「何て料理にしよっか?とりあえず、美和子スペシャルとでも名付け
 とく?」
 薫「こ…お前の創作料理かよ!?エジプト料理かなんかかと…」
 美和子「勿論、そのエッセンスも含めてあるけど、あくまでオリジナル!」
 薫「でも、ちょっと作りすぎなんじゃないか?」
 美和子「味にこだわってたら、増えちゃった!」
 薫「残ったらどうすんだよ〜」
 美和子「残さず食べるの!!」
 薫「はは…残さずね…」


美和子スペシャル…
色んな意味でコレに掻っ攫われた、今回(苦笑)。
ピンク色の怪しげな物体。。。
よくこの色出せたよなぁ〜…とか、変な所で感心しちゃいましたよ。

美和子さんにおつかいを言いつけられて、健気に走ってる薫ちゃんラブでし
た (o´∀`o) かーわーいーいー♪
一生懸命覚えて行って、お店でも「んっしょ、んっしょ」って考えながら探して
来たんだなぁ〜ってのが汲み取れて、愛おしかったデス。

美和子さん、お料理上手なハズだったのに…どこで間違っちゃったかね?




<特命係にて>
美和子スペシャルを、右京と角田に振舞う、薫。
一瞬、見た目に躊躇する2人。
 右京「(角田に)どうぞ」
 角田「いや、お前さんから」
 右京「そうですか?」と、タッパーの中身を恐る恐るスプーンで探る
カリフラワーを口にして…
 薫「いかがですか?」
 右京「複雑怪奇な味…ですね」
 薫「…(苦笑)」
 角田「美味いのか?不味いのか?」
 右京「不味く…は、ないですね?」
 角田「微妙って事か…」
 薫「そうなんスよ!微妙だから始末に悪い!!」
角田、渋々口にするが
 角田「微妙なんてもんじゃねぇ…美味いじゃないか!!」


右京さんですら、食べるのを躊躇してしまう、美和子スペシャル(爆)!!
もう今season、コレでしょう゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
相棒語大賞決定☆←無いから、そんなの



<花の里にて>
つきだしに、美和子スペシャルが出される。
ちょっと固まる、右京。
 右京「僕の記憶に間違いがなければ、これは美和子スペシャルですね?」
 たまき「ご存知でした?美和子さんからの、おすそ分け♪」
 右京「食べてみましたか?」
 たまき「勿論!」
 右京「感想は?」
 たまき「ん〜…微妙?」


右京さん以外には、出さないでくださいね、たまきさん。

何気に嫌な空気を出してる右京さんと、笑顔で毒吐いてるたまきさんがツボ
でした(爆)!!
どこまでも、どこまでも美和子スペシャルの余波は続きます!!




<亀山家・居間にて>
美和子スペシャル5のお披露目会。
右京、たまき、角田がおよばれしている。
 たまき「でも、1月でパート5なんて。その努力がね?」
美和子、台所から美和子スペシャル5を運んで来る。
 美和子「いかがです?」
 たまき「ん〜柔らかい、ね?右京さん」
 右京「えぇ、えぇ…(ちょっとドギマギしている)」

救急車が止まり、皆が席を外すが右京は1人で食事を続けている。
 右京「複雑怪奇な味は相変わらずですねぇ…」
と、美和子スペシャル5を口に運び、味わう。
 右京「しかし、クセになる!」


決して美和子スペシャルの味に関してコメントしない、右京さんとたまきさん
(苦笑)。正直なんだか、なんなんだか…
でも、クセになりつつある右京さんが居たりして(爆)。
美味くなってきているのか、味覚が破壊されつつあるのか微妙です!!



<大丸家・トイレにて>
麗子の遺体を運び出そうとする、薫、伊丹、三浦、芹沢、角田、米沢。
中々動かせない。
 薫「お前なぁ、ちょっと手ぇ離すのが早ぇんだよ!」
 伊丹「しょうがねーだろ!腰痛なんだよ!腰痛!!」
 三浦「警部殿から呼び出しがあったから、すわ大事件かと掛け付けてみり
 ゃ…」
 薫「誰もお前らなんか、呼んでねぇだろ!」
 米沢「ご連絡いただいた時、マージャンの真っ最中で…」
 薫「マージャン?こいつらと?」
 米沢「面子が足りないからって、無理矢理誘われたんですよぉ〜」
 伊丹「無理矢理?!」
 薫「もぉ〜休んでたらダメだよ、一気にいかなきゃ、一気に」
とてもじゃないが、遺体を運び出すような雰囲気ではない勢い。


ま…祭り?
不謹慎ながら、ちょっとそんな空気を感じてしまいました(汗)。
皆さん、神輿担いでんじゃないんだからネ。
手伝おうとしない右京さんを、「なんで?」と睨む芹沢クンがツボでした♪
 右京さん「僕は頭脳派ですから」
ツッコミ入れると、そんな台詞が返ってきそうです(笑)。

しかし、伊丹さんが腰痛患ってるとか、トリオ・ザ・捜一と米沢さんがマージャ
ンやってたとか、小ネタが挟まってて爆笑さしてもらいました!
でも、伊丹さんには我が子を肩車したりなんかして、”お父さん”してもらうの
が夢なので、まだまだ頑張ってもらわねば(人´∀`)☆.。.:*・




<亀山家マンション前にて>
遺体を運び終わった、薫、伊丹、三浦、芹沢、角田、米沢。
 薫「ご苦労、帰っていいぞぉ〜」
 伊丹「んなっ!んだよ、その言い草はよぉっ!!」
 三浦「まぁまぁ…」
 芹沢「もぉ〜腹ペコっスよ。どっかで蕎麦でも食って帰りましょうよ」
 角田「おぅ、なら上で食って帰れ」
 伊丹、三浦、芹沢、米沢「え?」


きっと、末代まで祟られてしまうだろう、芹沢クン(笑)。
 芹沢「もぉ〜腹ペコっスよ。どっかで蕎麦でも食って帰りましょうよ」
普段の何気ない一言が、悲劇の幕開けになったりするのよね。。。
可哀想に。




<亀山家・居間にて>
伊丹、三浦、芹沢、米沢の前に、美和子スペシャル5がたまきによって並べ
られる。
 角田「美味いぞ!食え!」
 伊丹、三浦、芹沢、米沢「………」
 たまき「どうぞ、さぁ」
伊丹、三浦、芹沢、米沢、互いを見合いながら恐る恐る料理を口に運ぶ。
伊丹はその様子を、嫌そうに眺める。


うっかり、新居に「お邪魔しまーす」な伊丹さん、三浦さん、芹沢クン、米沢
さん。
もっと別の形でお招きされたかったよね(爆)。
伊丹さんは結局、美和子スペシャルを食べたんでしょうか??




<特命係にて>
麗子がトイレに嵌る場面を、パラパラマンガにしてみる、右京。


右京さんてば、絵心までおありになるのねっ!!
あまりの巧さに、拍手しちゃいました!!




<愛真メモリアル〜・葬儀場にて>
欣司を推理で追い詰めていく、角田、薫、右京。
 欣司「言いがかりも甚だしい!」
 右京「では、あなたが出張中に何度もご自宅に電話をしたのは何故です
 か?」
 薫「15日から19日までの5日間、頻繁に電話をされてますね」
 右京「しかし、それ以降一切電話をされていない。奥様が電話に出られな
 い状況にある事を確認する為に、電話をしていた。遠方の地にいるあな
 たには、計画が成功したかどうかを確認する唯一の手段だったからです
 よ」
 欣司「たまたまですよ!忙しくなって、電話どころじゃなくなったんです」
 右京「そうきましたか…弱りましたね」
 角田「オイオイ」
後の方で座っていた伊丹が、立ち上がる。
 伊丹「たりぃなぁ!アンタには奥さんを殺す、立派な動機があるじゃねぇか」
 三浦「浮気してるでしょ?」
 芹沢「同じ職場の池谷由紀さん」
 欣司「浮気はしてません」
 三浦「彼女は認めましたよ?」
 欣司「!?」
 伊丹「俺達がなんの根拠もなく、言いがかりをつけてるとでも思ったの?」
 欣司「浮気はあくまで浮気だ!僕は妻を心の底から愛してた!!」
 伊丹「うは♪認めた、してたんだ。浮気」
 三浦「ここで押し問答もなんですから、署までご同行願えますか?」
 欣司「明日は妻の告別式ですから、どこへも行きません。連れて行きたい
 なら、礼状を持ってきてください」
 伊丹「あらぁ〜足元みられたよ」
 欣司「それとも、無理矢理引っ張っていきますか?」
 三浦「そんな乱暴なマネ…」
 芹沢「我々は民主警察ですから」
 薫「けへへ(笑)」
 伊丹「笑ってんじゃねぇーよ!」
芹沢、右京の元にススッと近付いて、
 芹沢「何か、奥の手ありませんか?」
 伊丹「芹沢!プライドを持て!!」
 芹沢「ハイ!」


芹沢クンが伊丹さんの前で、右京さんに助け舟を求めるなんてちょっとビック
リしました。それだけ切羽詰ってたんでしょうか?
 伊丹「芹沢!プライドを持て!!」
これはきっと、自分にも言い聞かせてるのではないかと思い、苦笑してしまっ
た私なのです。
武士は食わねど、高楊枝―………ちょっと違う??




<大丸家・居間にて>
自供して、出頭する事になった欣司。
振り返り、美和子に告げる。
 欣司「ナンプラーと胡椒を多めに入れてみてください」
 美和子「え?」
 欣司「あの料理、ぐっと美味しくなりますよ。頑張ってご主人に美味しい手料
 理を作ってあげてください。でも、カロリーには気をつけて」


愛して、愛して、愛したが故の犯罪に、なんでだか「ほっこり」とした気分にさ
せられてしまいました。
いかんのよ!人殺しはイカンのだが!なんなんだ?この柔らかい空気は!
薫ちゃんまで、やるせない表情になっちゃって…んもぉっ!!
つられて切なくなっちゃうじゃないかっ!!

奥さんが浮気をしていた…って事実を聞いた時は、一瞬考えが及ばず「は?
浮気は、旦那でしょ?」と薫ちゃん状態になってました。
二転三転させてくるんだもんなぁ〜…参りました。





久しぶりの輿水作品!
もーっ!キャラ使いたい放題じゃーん(●≧艸≦)゛
思わず喜びの声を上げてしまいました。
やっぱり、生みの親強し!!
1時間でしたけど、かなり楽しめました!!




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