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水谷豊出演ドラマ『潮風の診療所〜岬のドクター奮戦記〜』感想


2007.6.22up


2時間のスペシャルドラマ『潮風の診療所〜岬のドクター奮戦記〜』に、水谷さんが
主演されました。
津波の被害に遭った村に、伝染病が発生した時の為に…という事で、再建中の村
に派遣され、診療所のドクターになる、道下俊一先生役です。

新聞欄に”〜半世紀を描く”とあり、見る前は「え?2時間でそんなに(◎ー◎;)」と
いらぬ心配をしてしまいました。

奥様役には、高橋由美子さんが…また、住民の皆さんに『相棒』でお馴染みの、片
桐さんや大谷さん、川原さんも出演されておられました。

水谷さんは、久しぶりにちょっと長めの髪の毛で(かつらなのだろうか?)、雰囲気
がガラリと変わっておられました。まさに、研究室に篭ってた研究者という風貌。
それが不本意ながら診療所に行く事になり、次第に住民達と打解けていく頃には
、すっかり”診療所の道下先生”になっておられるのです。
現在と過去を行ったり来たりの構成でしたが、声まで微妙に変えておられて「さす
が、水谷さんヾ(*≧∇≦)〃」と、はしゃいでしまいました。
若い頃はハリのある声、歳と共に少し掠れた声…そして外見のメイクが加われば
、半世紀の年月を確実に歩んで来た”道下先生”が、存在するのです.。.:*☆


印象に残っているシーンは、道下先生のもとに盲腸の子供が運ばれて来ます。そ
の時、道下先生は”普通に”街の大きな病院に行く事を勧めます―…。
診療所には、大病院程の設備はありませんし、手術の経験も無かった道下先生に
は、当たり前の指示でした。でも、母親は子供を連れて行く事が出来ません。
お金が無かったからです。
翌日、更に病状が悪化してしまった子供を連れて、母親は診療所を訪れます。
そして、「お母さんは、悪くない―…」と言って庇う子供の姿を見て、初めて道下先
生は”治療には多額のお金が必要だ”という事実に気付くのです。
この村の人達が今現在、どんな状況でどんな生活をしているのか―…それを深く
考える転機となりました。

母親は、初めに来た時…何度か「無理です」と切り出そうとするのですが、道下先
生の適切な指示の前に、そのタイミングを逃してしまうのです。
子供も、家にお金が無い事は分かっているから、「(診てもらったら)楽になった」等
と、母親を安心させる嘘を吐きます。それが切なくて(ΩДΩ)
誰も悪くないんですよ!!
なのに・・・。

事実に気付いた道下先生は、診療所で盲腸の手術を行い、無事に成功させます
。子供の命は、助かったのでした。


もう一つは、夫も息子も亡くして独りぼっちのおばあちゃんと、道下先生が心を通わ
せてゆくシーンです。
「よそ者だし、どうせまたすぐ居なくなる―…」
そんな風に思っていた、おばあちゃん。
親しくなった人に、置いていかれるのは、悲しくて辛いから。。。
でも、道下先生は「ここに居るよ」と言ってくれて…そん時の、おばあちゃん…嬉し
かっただろうなぁ(* ̄▽ ̄*)
足に水が溜まって、歩き辛いだろうからって、道下先生におんぶまでしてもらいま
す。先生の背中で、おばあちゃん幸せだっただろうと思うと、もぉ…涙が出て、涙
が出て( T ^ T )

だから、道下先生が「地元に帰っちゃうかも」って時には、おばあちゃんと一緒にな
って、「行かないで!」と願いました。


ただ…ドラマなので、道下先生側の心情もわかるんですよ。
私がおばあちゃんだったら、「行かないでくれた!嬉しい!」って素直に喜べるんで
すけど、道下先生はその為に色んな想いをされている訳です。
奥様やご家族の方も。。。
だから、少し辛かった。

「漫画家になりたい!」
そう言って、旅立った青年を…道下先生は、どんな想いで見送ったのだろう?とか。


ラストで、道下先生が「ふっ」と笑って言われた台詞で、そのモヤモヤは解消される
んですけど・・・。

  道下先生「全く、ここの皆は人使いが荒いわい」
  (正しい台詞じゃ無いかもしれませんが、こんなニュアンスでした)

このドラマのエンディングから更に4年も現役で頑張られた…と、ナレーションで聞き
ビックリしました。
実話なんですもん。。。
ビックリです。



イラストは、村の専属の医者になる…と決めて、奥様が庭に植えられた桜の花が、
咲いたらどんなだったろう…と思って描きました。


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