このHPは、役者の寺脇康文さんが大好きで大好きで仕方のないcometikiが、
”ネットの片隅で寺脇さんへの愛を叫ぶ”をモットーに自分勝手に叫びまくっているサイトです。
情報入手は不可能と思ってご覧ください。
イラストは全てcometikiの脳内加工処理済です。ご容赦ください。
ご本人・ファンクラブ・事務所等とは全く関係ありません。
はじめにを読んでからご利用ください♪
地球ゴージャス公演vol.3 『地図にない街〜DOHENEKE-HEKISHIN〜』
実際に公演が行われたのは1999年になります
紛らわしくも、2010年に感想書いていて申し訳ありません。
この舞台『地図にない街〜DOHENEKE-HEKISHIN〜』は1999年に行われた公演です。
ワタクシ最近、絶賛”独り寺脇さん祭り”開催中でございまして。
その流れで、過去の地球ゴージャス作品をのほのほと思い出しておるのであります。
vol.1『瓶詰めの地獄』は、チケット取れなかったんです。
FCに入るタイミングが悪くて。
ショックだったなぁ。
vol.2『紙のドレスを燃やす夜』は、東京公演だけ観ました。
これも機会があったら、描いてみよう♪
そして、vol.3『地図にない街〜DOHENEKE-HEKISHIN〜』。
この舞台。
すっごい好きだったったんだよなぁ…。
地球ゴージャス公演、2作品目にして大阪公演にも参戦したのです。
そうそう。
これが1つの作品を東京・大阪、2都市で観るきっかけでした。
急遽「行きたい!」と思っても、チケット取れていた時代でもありました。
懐かしぃ〜…い(遠い目)。
舞台は、仮想現実の世界。
そこで出会った1組の男女。
「現実で会おう」と約束したものの、相手の男がやって来ません。
女はもう一度、仮想現実の世界へ行き、男を捜します。
その頃。
仮想現実の世界で、異変が起きていました。
バーチャルの世界を運営している会社のパンフレットに乗っていない場所。
”地図にない街”が存在する…というのです。
そこへ行った者は、以降。
仮想現実の世界へ戻ることも、犯罪を犯すこともありません。
一体、何が起きているのか?
会社のエンジニアと共に、刑事が捜査に乗り出します。
現実から逃れるように、バーチャルの世界で生きている人々。
彼らは、”ココ”でしか生きられない苦しみを抱えていました。
刑事達の捜査によって、
その事実を改めて突きつけられた彼らの前に、扉が現れます。
”地図にない街”へと続く扉が―…
扉は、”記憶の図書館”へ通じていました。
一人ひとりの人間の記憶が本になって存在する場所。
仮想現実とはまた別次元の空間です。
その場所で、記憶の番人から”意志”という名の鉛筆を受取り、
自分の本を書き換えれば、なんと現実が変わる!!というのです。
皆、我先にと記憶を書き換え、現実へと帰ってゆきました。
けれど。
記憶を書き換えた人間に待つものは、未来や理想を追い求めない、
ルールに縛られて生きる。というものでした。
目の前の苦しみから逃れた彼らは、二度と夢を追うことができなくなるのです。
記憶の番人から事実を聞いた、男女は過去を受け入れ共に生きる道を選択します。
そして、もう一度。
現実で会う約束をするのでした。
…と、こんな感じのお話です。
例によって、cometiki脳内変換されてますので、
実際とは大きく異なる場合があります。ご容赦ください。。
寺脇さんは深海光という、バーチャルの世界を運営
している会社の社員の役 です。
…アイデアマンというのか?
彼女・砂原泉(純名里沙さ ん)が探している、男性です。
でも、 前の町ではお互い別人の 顔を使っていました。
仮想現実の世界では、自分 以外の写真を使って他人
に なりすますことも可能なのです。 声も変えられます。
だから、顔だけではわかることはありません。
深海「顔や声が変わっても、どんなに嘘を吐いても。
君は一人しか居ない。俺には君がわかるんだ。
俺が君を―…」
ぐはぁっ!!
言われてみたいっス!!
この世で、たった一人。
君だけはわかる…。
見つけられるってことでしょう?!
見つけられたいっ!!
運命の相手との出会いって、こんななんかなぁ…(遠い目)。
この言葉に至るまで、深海さんと泉さんには色々なことが起こるのですけど。
乗り越えられるさ!!
運命の人が目の前に居るんだもん!!
独りじゃ出せない力が、きっと出る!!
私はこの物語、ずっと深海さんに感情移入して観てました。
実は対人恐怖症で、現実では一言も喋れないところとか。
その原因になった事件とか。
深海さんの、苦しみや悲しみが流れ込んできて、痛かったです。
その分、傷を受け入れて進んでゆくことを選んだ時の喜びは、一入でした。
深海「今日がダメでも、明日誰かと話せるかもしれない。
何のためらいもなく最初の一言が言えるかもしれない。
そう思える限り―…」
弱くて、弱くて。
叫びたいほど弱くて、ダメでも。
明日を思い描けるから…
大きな瞳に、強い光が宿って。
力強く宣言する、深海さんの姿を見て、私。
滝のように、涙と鼻水が流れました。
まるで自分が、そう宣言したかのような感覚になって。
泣いてしまうのです。
「そうだよね!まだ大丈夫だよね!!」と。
今までがダメでも、これからがあるじゃないか!と。
フラつく足でも、まだ立てるんじゃないか…って。
小さくても、一歩踏み出せるんじゃないか…って。
心が、震えるんです。
深海さんは、その後。
泉さんとの待ち合わせ場所に行くことが出来ました。
現実世界に戻って来て、部屋の扉を開ける時。
どれほど勇気がいっただろう…。
家の扉を開ける時、何度開け閉めして、自分を奮い
立たせただろう。
「大丈夫、大丈夫」
そう唱えながら、一歩づつ歩いてきただろうと思うと、
また号泣です!!
すっごい怖いもの。
生身の自分で。
痛みを伴う、この世界で。
立ち止まっていた足を、再び動かすのは。
約束の場所へ。
約束の赤い傘さして。
泉さんは、赤い傘を見つけて微笑みます。
泉「入れて、くれますか?」
深海「……あかい…傘で、…よければ…」
泉さんが、深海さんの元に行き。
深海さんが傘を傾けて、入れてあげる。
よかったねぇっ!!
おめでとぉうっ!!
よくがんばった!!
ホント!
がんばったよ!!
手が千切れるほどの拍手を2人へ…
送りながら、また号泣。
深海さんが、一言。言えたことにも感動してしまって。
ちょっとためらう、空気。
震える声。
それから。
「あう゛あう゛」と訳のわからない言葉を口にしながら、涙、涙です。
この舞台を観て以来。
私は赤い傘を見ると、
深海さんの台詞が自然とリピートされるようになりました。
独りつぶやいて、それから胸を熱くする。
そうだ。
私も頑張るよ。
深海さんの勇気を、忘れないよ。と、思うのです。
上へもどる