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『相棒 season4』第7話


『波紋』 2005.11.23放送


(c)テレビ朝日・東映
【ストーリー】
池田は自宅の郵便受けに、現金600万円が投函されていたと、交番に名乗り
出る。翌日から交番には、偽の持ち主が続出し特命係が借り出される。
その夜、池田が襲われ蹲っているのを右京と薫が発見。病院へ連れて行く。
「正直者がバカをみる世の中だ」と呟く池田に、薫は彼を守ると約束する。
翌朝、古谷という男の死体が自宅アパートで発見される。
新聞記事でそれを知った池田は、薫に連絡を取る。池田を襲ったのは、古谷だ
ったのだ。捜一の伊丹と芹沢にも話をして、帰る池田。古谷はヤクの売人として
名前が挙がっている男だったので、暴力団関係の仕業では?と推理するが、
米沢の検死結果からそれが疑問視される。
薫は、池田の元に投げ込まれた現金に、キチンと帯封がついていた事を、対応
した下薗から聞く。それを右京に話た所、右京は池田のバイト先に張り込みに
向かう。そこで池田が何気に手にした、スポーツ新聞に目を留める。
翌日、本物の持ち主が現れたとの連絡が、薫に入る。それは下薗と親しい、多
恵子だった。
捜一では、古田殺しの真犯人が逮捕されていた。隣に住む真面目なサラリーマ
ン・新井田だった。古田の電話を偶然耳にして、ヤクの売上げを横取りしていた
。それがバレ、襲われた際に目に飛び込んできた包丁で、古田を刺し…その後
、暴力団の犯行と思わせる為、古田の死体に暴行された痕を残したのだ。
更に翌日、多恵子が自宅で絞殺体で発見される。目撃者は、池田が犯人であ
る…と証言。右京と薫は、下薗を連れて池田の元へ急行する。
実は、現金は池田自身が競馬で偶然当てた物で、心理学を専攻していた彼は
「この大金に群がる人間から、データを取りたかった」と証言。実験であった事
を告白する。だが、殺人は否定。
右京は下薗に目をやり、推理を展開。犯人であると突き詰める。
競馬で多額の借金を作っていた下薗は、多恵子を巻き込んで一芝居うったもの
の裏切られた為、殺害したのだった。


◆キャスト◆
池田俊太郎…中村友也(600万円を届け出た、大学生)
古谷 稔…犬飼淳治(池田を襲った男、ヤクの売人)
下薗 司…音尾琢真(交番勤務の警察官。巡査部長)
梶 多恵子…絵沢萌子(下薗と親しい老婦人)
新井田宗次…能見達也(真面目なサラリーマンだが…?)


●脚本● 入江信吾



とにもかくにも今回は、驚いた!!この一言に尽きるでしょう。
「能見さんじゃん!能見さん!!(*≧▽≦*)」
放送前に、ネット世界では随分と噂が流れたらしい…事実、ゆうきさんも掲示板
にカキコミしてくださっていたのに、PCから遠ざかっていたので、全然知らなか
った(ホント、ごめんなさい)。
最初は、「細っ。女みたいに華奢な人だなぁ〜…」と思った。が!次の瞬間に…
「の…能見さん?!!」(←遅いよ…苦笑)。
一人、TVの前であたふたして、とりあえず友達にメールを送りまくった(爆)。
そして、次にドキドキしたのは、「寺脇さんとの絡みはあるのか?!」その一点
!!(←オイオイ)でも、伊丹さんの前で自供を始めてしまったので、「うぉぉぉぉ
〜…それじゃ、右京さんとか絡めないじゃんかぁっ!粘れ!粘るのだ!!」と、
念力を送ってみたりもしたのだが、届くはずも無かった…くすん(涙)。
でも、良い味だしてましたよね〜♪能見さん♪
個人的には、ああいうキャラも好きなので、嬉しかったな。

寺脇さんにも、是非やって貰いたいキャラだったりする…(切望)。最近、薫ちゃ
んで固定されつつあるからねぇ〜…ファンとしては、悔しいのだ☆
(いや、喜ぶべきでもあるんだけど…)




<交番にて>
池田が現金を届けた交番で、偽の持ち主相手に話を聞いてる、薫。
 薫「(いささか飽き飽きした表情で)で?封筒の大きさと、色は?」
 女性「え?」
 薫「だぁから、現金を入れた封筒の色!」
 女性「そっ…そんなの、覚えてる訳無いでしょ!金額なら分かるわよ。600万」
 薫「(溜息)あのね、金額なら新聞載ってて、皆知ってんの」
 女性「(逆ギレモードで)何よ!小汚い格好して!たるんでるんじゃないの!」
吐き捨てて、交番を急ぎ足で出て行く、女性。
薫、椅子から立ち上がり、その背に向かって叫ぶ。
 薫「小汚いのは、そっちの根性だろっ!!(振返り、右京に)罪に問えないんス
 かね?あの自称・あしながおじさん&おばさんは!」
 右京「名乗り出ただけですからねぇ〜…」
薫の憤りを、のほほんとやり過ごす、右京(笑)。

まだエンジンかかってませんね、右京さん(苦笑)。



<病院にて>
襲われた池田を、病院に連れて来た、右京と薫。
事情を聞けば、写真と住所を週刊誌にスッパ抜かれたらしい…
待合室の長椅子に腰掛、池田は呟く。
 池田「正直者がバカを見る時代なんですね。こんなことなら、ネコババすれば
 よかった」
 薫「(慌てて)ダメ、ダメ〜ちゃんと届けないと。届けて、正解!」

なんとか落ち込んでいる池田クンを励まそうとしている、薫ちゃんが健気です♪
右京さんは、薫ちゃんがフォロー出来てる時は、口出ししないのよね〜ウフッ。



<花の里にて>
右京、薫、美和子の3人で飲んでいる。
池田の記事の載った週刊誌を見て、憤る美和子。
 右京「大衆の心理を突いているとも言えます。もし彼が、匿名で権利を放棄して
 いれば、こんな事には…」
 薫「彼の気持ちも分かりますよ?こんな大金…持ち主が現れなくて、もし自分の
 物になったらって」
 右京「そうなると、彼の受難は続くでしょうねぇ…」
 薫「そんじゃ、守りましょう!!」

ここでヘコタレない所が、薫ちゃん(*≧∀≦*)b



<古谷のアパートにて>
古谷の刺殺体が発見され、やって来た捜一。
偶然、出勤する新井田に話を聞く。
だが特に気にも留めず、スルーさせる。

さあっ!能見さん登場っスよ!!能見さんっっっ!!!
日の光の下で見ても、キレイよねぇ〜…惚れ惚れ…。
舞台以外の能見さん、見るの初なのでかなり記念すべき瞬間でした☆★☆

それが言いたかっただけなのネ( ^ w ^ ;)ヾ



<警視庁・会議室前のテーブルセットにて>なんて言うんだ?!
古谷の死亡記事を見て、連絡を取ってきた池田と対面する、右京と薫。
池田に暴行を加えたのは、古谷である事が分かる。
 薫「古谷の金だったんスかね?誰かが盗んで怖くなって、池田君のアパートに
 投げ入れた―…」
薫の推理は上の空で、池田は呟く。
 池田「どうして…こんなハズじゃ…」
右京は、その言葉に耳を留める。


会議室にて話を終えた伊丹と芹沢は、池田を帰した後、推理を展開。
古谷はヤクの売人で、売上げを盗まれた為に、リンチに遭って死亡したのでは?
 薫「ありがとうは?」
伊丹の背後から、声を掛ける薫。だが、無視される(笑)。
 薫「ねぇ、ありがとうは?」
 伊丹「(キレて振返る)うるせぇな!そのまま交番に居ついちまえよ!亀山カメ
 吉!!」
 薫「何ぃっ!!」
いつもの喧嘩が始まるかと思われた瞬間、米沢が検死結果を持って来る。
 米沢「死因はナイフによる、背中への一突き。暴行は偽装ですね。暴力団の線
 は考え直された方が…(と、伊丹へ)」
 右京「素人の犯行ですね。だが、自分を賢いと思っている」
 米沢「お?プロファイリングですね!」

ま、いつものごとく右京さんの推理は、即却下されるんですけどね。



<交番にて>
下薗と多恵子が、話している所に右京と薫がやって来る。
 多恵子「カイグイはよくないよ」
 下薗「今はいいんじゃない?」
 多恵子「トモはしっかりしてるから、大丈夫だけどね」
 薫「へぇ〜懐かしいなぁ〜買い食いなんて!」
 下薗・多恵子「!!(ピタリと話を止める)」
右京と薫は、怪訝そうな顔をする。

ここに、小学生が現れて…「ボクの600万円、返して!」と薫ちゃんに、手を差し
出します。すると、薫ちゃん苦笑いして、「嘘吐きは逮捕しちゃうぞぉ〜!」
と、オオカミポーズで応えてあげます(* ̄▽ ̄*)。プリチー♪

なんちゅーか、相手が誰であれ”立場対等”みたいなトコが好きです(照)。



<定食屋の外にて>
右京と分かれて、一人でご飯を食べ終わって、薫が出てくる。
目の前を柔道部の中学生(?)達が通り過ぎる。
 薫「(柔道着の帯に気付き)あ!帯、帯!」
 中学生「(帯が解けそうなのを見て)あ、ありがとうございます」
一礼して去る、中学生の背中に
 薫「がんばれよ!オリャァ(背負い投げのマネをする)…ふんふん♪…」
薫、歩き出すが何かに思い当たって、立ち止まる。
 薫「(小声で)帯…オビ?」

小ネタが萌々なのです、薫ちゃぁ〜ん♪(←ルパンが不二子ちゃん呼ぶ感
じで読んでいただけると、嬉しいです)




<池田の通う大学にて>
右京は一人、池田について聞き込みをしていた。
彼は、心理学を専攻しているらしい…



<花の里にて>
右京、薫、美和子の3人で飲んでいる。
薫の調べにより、池田の部屋に投函された現金には、キチンと帯封が付いてい
たとの事。
 薫「ヤクの取引で帯封付いた金、使うか?」
その言葉に、右京が「スクッ」と立ち上がる。
 右京「僕は、お先に」
言い終わると、スタスタ店を出て行く。
呆然と右京の背中を見送る一同。
 美和子「右京レーダーに反応アリ!」
 薫「俺?(たまきに)俺、何か言いました?!」
 たまき「変な所に反応しますから、あのレーダー」

このシーンは静かに笑わせていただきました(爆)。
だって、皆。普通のトーンで、結構右京さんについて、無茶苦茶言ってんですも
(≧∀≦)ウヒョヒョヒョヒョ。
この4人のショットは、もう一つの”絵”ですよね。

一度、”花の里”で始まって延々”花の里”で終わる…って話、あったら面白い
かもしんない(←誰が書くんだ!?)。



<池田のバイト先のコンビニ前にて>
池田からは死角にあたる場所で、張り込みをしている右京。
そこへ、薫が差し入れを持ってやって来る。
右京、もらったビニール袋の中身を覗き込み、徐にあんぱんと牛乳を取り出す。
(←このシーンの右京さんは、激カワです(*>▽<*)b)
 右京「なぜ、牛乳とあんぱんなのでしょう?」
 薫「右京さん世代で、張り込みと言えばコレかと思いまして♪」
右京、しばし考えて…
 右京「取調室と言えば?」
 薫「カツ丼!!(←即答)」
 右京「(眉間に皺を寄せて)そういう先入観が、往々にして捜査を狂わせるんで
 すよ!肝に銘じておいてください!」
薫、しゅんとなり…
 薫「わかりました。すみませんでした」
と、右京の手から牛乳とあんぱんを取ろうとする…
 右京「(サッと身体をかわし)コレはいただきますよ」
 薫「食べるんですか?」

この掛け合いシーンは、寺脇さんと水谷さんじゃなきゃ出来ないですよね!!
間といい、微妙な表情に空気感!!
緊迫しているシーンのハズなのに(笑)、なんでか「ほのほの」している(爆)!
”薫ちゃんマジック”なんだろうか?!!



<池田の通う大学にて>
バイト先でスポーツ新聞を手にした池田を、右京は見逃してなかった。
それについて訊ねると、「特に意味は無い」と答えられる。
 右京「免許証はお持ちですか?」
切り返しの早い右京に、戸惑う池田。とりあえず言われた通りに、免許証を提示
する。
 右京「昭和59年6月28日ですか…」
 池田「!?」
薫の携帯が鳴り、本物の持ち主が現れたとの連絡が入る。



<交番にて>
下薗の話によると、持ち主は多恵子であり”タンスから盗まれた”と言うのだ。
決め手は、帯封でまとめられた一番上の紙幣番号(600万円だから、6束ある
ので)6枚全てが一致した事。
 薫「”釈然としませんねぇ〜”って顔ですね?」
 右京「釈然としません」

薫ちゃんて、何のかんの言いつつも、右京さんの表情が読める程になってき
たのよねぇ〜♪やはり、”愛”かしらっ(←いやらしい意味のではなく)☆
逆に、男同士だから、こんな事言えるんだと思う。
異性同士だったら、事件ほったらかして”LOVE話”に突入しかねないからね
〜…面倒臭いったら、ありゃしない(u _ u;)。



<所轄署・玄関口にて>
現金を受取り、したり顔の多恵子の前に、右京と薫が現れる。
 右京「なぜ、一週間経った今になって、名乗り出たんですか?」
 多恵子「おまわりさんが、教えてくれたんです」

自分は、新聞、ニュース、ラジオ等を見たり聞いたりしないから、情報が遅れた
のだと言って、その場を立ち去る、多恵子。



<警視庁・取調室にて>
捜一は、古谷殺しの真犯人・新井田を逮捕し、事情聴取を行っていた。
古谷の隣に住んでいた、新井田は偶然、古谷のヤクの売上金のありかを聞き
、それを横取りする事に成功した。しかし、すぐにバレてしまい古谷の部屋に引
きずり込まれて、暴行を受ける。恐怖を覚えた新井田は、台所にあった包丁を
手にして、古谷を殺害。刺殺後に暴力団関係の仕業にみせかけるため、暴行
の痕を残したのだった。
 伊丹「なんだって真面目一筋のアンタが…」
 新井田「不公平だ。毎日休まず出勤して、来る日も来る日も電卓叩いて…何
 千万ものお金が、僕の前を通り過ぎていく。なのに、僕の給料なんて微々た
 るもの。何でこんなに不公平なんですか!?世の中は!!」
 伊丹「古谷同情の余地は無いが、殺しちゃダメだよね?」
 新井田「でも…」
 伊丹「(机を激しく叩く)殺しちゃ、ダメだよね!」

古谷の金は、新井田の部屋から丸々見つかり、池田の金とは無関係である事
が判明する。


うーん。
川原さんと…ってトコが不満ではあるけれど(←どうしても、寺脇さんと絡ませた
いらしい…苦笑)、能見さんが”真面目なサラリーマンが堕ちていく姿”をすごく
哀しく表現されていて、良かったっス(*≧◇≦*)!!

もっと、色んなドラマに出てくれればいいのになぁ…
キレイな顔なのに、二枚目路線から三枚目路線まで演じ分けできて…私が、キ
ャスティング任されたら、ガンガン使っていきたい役者さんだ★
最近は、連続して別のドラマ、別のドラマ…って同じ役者さんが出ちゃうから、前
の”色”が抜けきれず(←見る側の意見ですが)、ちょっとつまらない。
「だって、この人の為に書いたんだもの!!」って作品については、仕方ないと
しても…”ゲスト出演”とかまで、豪華な人が出始めちゃって、「これ、先週別の
ドラマでもゲスト出演されてた方ですよねぇ?!」…もう、グダグダです。
それなら思い切って、無名の役者さんを「ポーン」と投入してみんかい!!
あ…
能見さんて、あんまり露出するの嫌いな人なのかなぁ…
 「僕は、舞台で演っていきたいんです…」
とか???
能見さん情報って、どこを検索すればいいんだろう?
”太田プロダクション”様までは辿り着いたのよ☆でも、プロフィールが載ってるだ
けなのね?!ファンサイトも無さそうだし…
騒がれるの嫌なのか?!
舞台で活躍したいなら、それはそれでいいんだけど…いかんせん地方に住んで
る人間としては、度々東京まで行けないので、たまにはドラマとか出てネ。。。
なんて、思ったりしているのです( u w u ;)←甘えんな!ってカンジ?



<多恵子の家にて>
多恵子が絞殺体で発見される。
目撃者の証言によると、昨晩 男との口論が聞こえてきて、家から出て行く姿が
池田に似ていたと言うのだ。
 薫「彼が犯人だと思ってますか?」
 右京「ええ。池田君が犯人です。下薗巡査にも手伝ってもらいましょう」
 薫「え?!(予想外の言葉に、目を丸くする)」



<車内にて>
下薗を交番で乗せて、池田の通う大学を目指す、右京と薫。
後部座席に座っている右京が、徐に言葉を発する。
 右京「ちゃんとメンテナンスしてますか?最近の若い人は、追い詰められると
 何をするか分かりませんから、念の為」
下薗、振返ると右京が拳銃を手にしていて、驚く。咄嗟に自分の拳銃だと気付き
、慌てる。右京が、下薗に返すと怯えたように、元の場所に収める。



<池田の通う大学・屋上にて>
一人佇んでいる池田を見つける、右京と薫。そして、下薗。
 池田「僕は、誰も殺してない!」
 右京「ええ。キミは誰も殺していません。世間という池に小石を投げ込み、波紋
 を広げた張本人です」
 池田「…(観念したように、全てを語り始める)」

600万円の拾得は、自作自演だった。
2週間前に偶然、自分の誕生日である”628”の三連単を競馬で当てた池田は、
その金にどれだけの人間が集まるか、心理学を専攻している者として、データを
取りたかったのだという…いわば、実験だ。

 右京「卒論のテーマは、”高額の金銭に対する大衆の反応”でしょうか?」
 池田「ほんの出来心だったのに…僕の所為でしょうか?!」
 右京「そうです。キミがあんな事をしなければ、誰も人生を踏み外さずに済んだ
 んです。そうですね、下薗巡査?」
 下薗「?!」

下薗は、競馬でかなりの借金があり、池田の対応をしている時に、6枚の紙幣番
号を控えておき、多恵子を巻き込んで一芝居うったのだ。
以前、交番で雑談していた”カイグイ”とは、馬の食欲の事で”トモ”とは、馬の腰
から下の部分を指す用語であった。そう、二人は競馬仲間だったのだ。

 右京「なぜ殺しました?」

下薗は、現金の山分けの話をしに多恵子の家に行った時、裏切られた事を告白
する。そして、自分の拳銃を引き抜き、池田に向ける。

 下薗「知ってたんだよ、俺は!お前が万馬券当てたのを―…そいつが、600万
 円拾ったって届け出てきた。そんなにいらないなら、俺が貰ってやるよ!捨てた
 金を拾って、何が悪い?!じゃなきゃ、あの金に手を出したりしなかったよ!コ
 レでも”正義のおまわりさん”だからな!俺はもうお仕舞いだ…せめてコイツを
 道連れに…」
薫が飛び出してきて、池田を庇う。←ココがカッチョエエんスわ(* ̄∀ ̄*)
 薫「その制服着て、人が撃てんのか?!」
 下薗「―…!!!!!」
下薗は、銃口を口に突っ込んで、引き金を引くが…何度引いても弾が出ない。
 右京「弾は、抜かせていただきました」
 薫「(車内での事を思い出し…)なんだぁ〜…」
脱力して、その場に倒れ込む。


やはり、今回の一番は”池田君を庇うシーン”が一番かなっ(*≧∀≦*)b
下薗に背中を向ける格好になっちゃって、顔が見え辛いんだけど…実際、撃た
れた時には背中の方が、ダメージが少ないんだろうか??
こういうシーンて、役者さんの顔を”見せる”…いや、”見せたい”から正面向か
せると思うんだけども…(悩)。
ま、防弾チョッキ着てても、頭撃たれたら終わりなんだけど…



<公園にて>
事件の事の顛末が載った週刊誌を、ベンチに座って読んでいる、池田。
そこへ、右京と薫が現れる。
池田はそこで、当時の自分の心境について語る。

競馬で簡単に手に入った現金が、池田は怖かった。金に群がる人々を見て、自
分は違うのだと思いたかった…”データが取りたい”なんて理由は、後付だったの
だ。

 池田「僕は、どんな罪に問われるんでしょうか?」
 右京「虚偽の拾得物報告。それ自体は、大した罪には問われませんが、その波
 紋はあまりに大き過ぎました」
 池田「どうやって償っていけば…」
 右京「自分が何をしたのか、考える時間は十分あると思いますよ?」


己の犯した罪の大きさについて、自覚している人には右京さん激昂しないけど、
やっぱりシッカと釘は刺すよね…ま、当然なんだけど。
こういう時、自分だったら怒られたい…と、思う。
怒られた事で、幾分か自分の犯した罪が軽減されたような錯覚に陥るから…
でも、右京さんみたいな言われ方すると、多分…一生考えて行かなければならな
くなるだろう。。。

右京さんて、どこまでも上手である。



<花の里にて>
右京、薫、美和子が飲んでいる。
右京が一万円札を取り出し、原価は20円だと言う。
 右京「”信用”があるから、一万円として通用しているんですよ」
 美和子「…怖いですね」
 薫「安心しろ、美和子!俺と居る限り、そんな大金と遭遇する機会は無い!」
 美和子「何、偉そうに(笑)」
 薫「任せなさいっ!(笑)」


薫ちゃんらしい、場の和ませ方だなぁ〜(笑)。
本人に自覚無いかもしんないけど。
自覚無くして、空気を和らげる人が出来るのって、才能だと思う…読めても、それ
が出来ない場合が多いから(汗)。
言葉とか、表情とか…”和ませる”のって、すごい難しいと思うんだよ。




さて、今回は新井田さんの

新井田「不公平だ。毎日休まず出勤して、来る日も来る日も電卓叩いて…何
 千万ものお金が、僕の前を通り過ぎていく。なのに、僕の給料なんて微々た
 るもの。何でこんなに不公平なんですか!?世の中は!!」

って台詞に、胸が苦しくなりました。
確かに、不公平だわな。

でも、私の場合…額が大きくなり過ぎると、一万円札がオモチャに見えてくるんで
す…100万円でもダメね(苦笑)。だから、こんな風には思わない。
根が貧乏だからなのかっ?!(爆)。

それに結局は、他人のお金だし☆

それでも…
それでも、チャンスがあったら、新井田さんみたいになっちゃうんだろうか?
”それ”はとても怖い事なのだ…って気持ちを、忘れてはいけないんだよな。




今回、ゆうきさんの掲示板のカキコミにて、脚本家さんのブログにお邪魔してみた
りもしました。
なんとコレが、”脚本家デビュー作”になるのだそうです!!
すごいよねぇ〜…人間が持つ、心のヒダを細かく上手に描写されてて、しかもキャ
ラの使い方がすごく巧いので、ベテランさんだと思ってたのにぃ〜…(悔しい)。


私もいつか、書けないかなっ!こんな物語( ̄m ̄;)。



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