【ストーリー】
池田は自宅の郵便受けに、現金600万円が投函されていたと、交番に名乗り
出る。翌日から交番には、偽の持ち主が続出し特命係が借り出される。
その夜、池田が襲われ蹲っているのを右京と薫が発見。病院へ連れて行く。
「正直者がバカをみる世の中だ」と呟く池田に、薫は彼を守ると約束する。
翌朝、古谷という男の死体が自宅アパートで発見される。
新聞記事でそれを知った池田は、薫に連絡を取る。池田を襲ったのは、古谷だ
ったのだ。捜一の伊丹と芹沢にも話をして、帰る池田。古谷はヤクの売人として
名前が挙がっている男だったので、暴力団関係の仕業では?と推理するが、
米沢の検死結果からそれが疑問視される。
薫は、池田の元に投げ込まれた現金に、キチンと帯封がついていた事を、対応
した下薗から聞く。それを右京に話た所、右京は池田のバイト先に張り込みに
向かう。そこで池田が何気に手にした、スポーツ新聞に目を留める。
翌日、本物の持ち主が現れたとの連絡が、薫に入る。それは下薗と親しい、多
恵子だった。
捜一では、古田殺しの真犯人が逮捕されていた。隣に住む真面目なサラリーマ
ン・新井田だった。古田の電話を偶然耳にして、ヤクの売上げを横取りしていた
。それがバレ、襲われた際に目に飛び込んできた包丁で、古田を刺し…その後
、暴力団の犯行と思わせる為、古田の死体に暴行された痕を残したのだ。
更に翌日、多恵子が自宅で絞殺体で発見される。目撃者は、池田が犯人であ
る…と証言。右京と薫は、下薗を連れて池田の元へ急行する。
実は、現金は池田自身が競馬で偶然当てた物で、心理学を専攻していた彼は
「この大金に群がる人間から、データを取りたかった」と証言。実験であった事
を告白する。だが、殺人は否定。
右京は下薗に目をやり、推理を展開。犯人であると突き詰める。
競馬で多額の借金を作っていた下薗は、多恵子を巻き込んで一芝居うったもの
の裏切られた為、殺害したのだった。
◆キャスト◆
池田俊太郎…中村友也(600万円を届け出た、大学生)
古谷 稔…犬飼淳治(池田を襲った男、ヤクの売人)
下薗 司…音尾琢真(交番勤務の警察官。巡査部長)
梶 多恵子…絵沢萌子(下薗と親しい老婦人)
新井田宗次…能見達也(真面目なサラリーマンだが…?)
●脚本● 入江信吾
とにもかくにも今回は、
驚いた!!この一言に尽きるでしょう。
「能見さんじゃん!能見さん!!(*≧▽≦*)」
放送前に、ネット世界では随分と噂が流れたらしい…事実、ゆうきさんも掲示板
にカキコミしてくださっていたのに、PCから遠ざかっていたので、全然知らなか
った(ホント、ごめんなさい)。
最初は、「細っ。女みたいに華奢な人だなぁ〜…」と思った。が!次の瞬間に…
「の…能見さん?!!」(←遅いよ…苦笑)。
一人、TVの前であたふたして、とりあえず友達にメールを送りまくった(爆)。
そして、次にドキドキしたのは、「寺脇さんとの絡みはあるのか?!」その一点
!!(←オイオイ)でも、伊丹さんの前で自供を始めてしまったので、「うぉぉぉぉ
〜…それじゃ、右京さんとか絡めないじゃんかぁっ!粘れ!粘るのだ!!」と、
念力を送ってみたりもしたのだが、届くはずも無かった…くすん(涙)。
でも、良い味だしてましたよね〜♪能見さん♪
個人的には、ああいうキャラも好きなので、嬉しかったな。
寺脇さんにも、是非やって貰いたいキャラだったりする…(切望)。最近、薫ちゃ
んで固定されつつあるからねぇ〜…ファンとしては、悔しいのだ☆
(いや、喜ぶべきでもあるんだけど…)
<交番にて>
池田が現金を届けた交番で、偽の持ち主相手に話を聞いてる、薫。
薫「(いささか飽き飽きした表情で)で?封筒の大きさと、色は?」
女性「え?」
薫「だぁから、現金を入れた封筒の色!」
女性「そっ…そんなの、覚えてる訳無いでしょ!金額なら分かるわよ。600万」
薫「(溜息)あのね、金額なら新聞載ってて、皆知ってんの」
女性「(逆ギレモードで)何よ!小汚い格好して!たるんでるんじゃないの!」
吐き捨てて、交番を急ぎ足で出て行く、女性。
薫、椅子から立ち上がり、その背に向かって叫ぶ。
薫「小汚いのは、そっちの根性だろっ!!(振返り、右京に)罪に問えないんス
かね?あの自称・あしながおじさん&おばさんは!」
右京「名乗り出ただけですからねぇ〜…」
薫の憤りを、のほほんとやり過ごす、右京(笑)。
まだエンジンかかってませんね、右京さん(苦笑)。
<病院にて>
襲われた池田を、病院に連れて来た、右京と薫。
事情を聞けば、写真と住所を週刊誌にスッパ抜かれたらしい…
待合室の長椅子に腰掛、池田は呟く。
池田「正直者がバカを見る時代なんですね。こんなことなら、ネコババすれば
よかった」
薫「(慌てて)ダメ、ダメ〜ちゃんと届けないと。届けて、正解!」
なんとか落ち込んでいる池田クンを励まそうとしている、薫ちゃんが健気です♪
右京さんは、薫ちゃんがフォロー出来てる時は、口出ししないのよね〜ウフッ。
<花の里にて>
右京、薫、美和子の3人で飲んでいる。
池田の記事の載った週刊誌を見て、憤る美和子。
右京「大衆の心理を突いているとも言えます。もし彼が、匿名で権利を放棄して
いれば、こんな事には…」
薫「彼の気持ちも分かりますよ?こんな大金…持ち主が現れなくて、もし自分の
物になったらって」
右京「そうなると、彼の受難は続くでしょうねぇ…」
薫「そんじゃ、守りましょう!!」
ここでヘコタレない所が、薫ちゃん(*≧∀≦*)b
<古谷のアパートにて>
古谷の刺殺体が発見され、やって来た捜一。
偶然、出勤する新井田に話を聞く。
だが特に気にも留めず、スルーさせる。
さあっ!能見さん登場っスよ!!能見さんっっっ!!!
日の光の下で見ても、キレイよねぇ〜…惚れ惚れ…。
舞台以外の能見さん、見るの初なのでかなり記念すべき瞬間でした☆★☆
それが言いたかっただけなのネ( ^ w ^ ;)ヾ
<警視庁・会議室前のテーブルセットにて>
なんて言うんだ?!
古谷の死亡記事を見て、連絡を取ってきた池田と対面する、右京と薫。
池田に暴行を加えたのは、古谷である事が分かる。
薫「古谷の金だったんスかね?誰かが盗んで怖くなって、池田君のアパートに
投げ入れた―…」
薫の推理は上の空で、池田は呟く。
池田「どうして…こんなハズじゃ…」
右京は、その言葉に耳を留める。
会議室にて話を終えた伊丹と芹沢は、池田を帰した後、推理を展開。
古谷はヤクの売人で、売上げを盗まれた為に、リンチに遭って死亡したのでは?
薫「ありがとうは?」
伊丹の背後から、声を掛ける薫。だが、無視される(笑)。
薫「ねぇ、ありがとうは?」
伊丹「(キレて振返る)うるせぇな!そのまま交番に居ついちまえよ!亀山カメ
吉!!」
薫「何ぃっ!!」
いつもの喧嘩が始まるかと思われた瞬間、米沢が検死結果を持って来る。
米沢「死因はナイフによる、背中への一突き。暴行は偽装ですね。暴力団の線
は考え直された方が…(と、伊丹へ)」
右京「素人の犯行ですね。だが、自分を賢いと思っている」
米沢「お?プロファイリングですね!」
ま、いつものごとく右京さんの推理は、即却下されるんですけどね。
<交番にて>
下薗と多恵子が、話している所に右京と薫がやって来る。
多恵子「カイグイはよくないよ」
下薗「今はいいんじゃない?」
多恵子「トモはしっかりしてるから、大丈夫だけどね」
薫「へぇ〜懐かしいなぁ〜買い食いなんて!」
下薗・多恵子「!!(ピタリと話を止める)」
右京と薫は、怪訝そうな顔をする。
ここに、小学生が現れて…「ボクの600万円、返して!」と薫ちゃんに、手を差し
出します。
すると、薫ちゃん苦笑いして、「嘘吐きは逮捕しちゃうぞぉ〜!」
と、オオカミポーズで応えてあげます(* ̄▽ ̄*)。プリチー♪
なんちゅーか、相手が誰であれ”立場対等”みたいなトコが好きです(照)。
<定食屋の外にて>
右京と分かれて、一人でご飯を食べ終わって、薫が出てくる。
目の前を柔道部の中学生(?)達が通り過ぎる。
薫「(柔道着の帯に気付き)あ!帯、帯!」
中学生「(帯が解けそうなのを見て)あ、ありがとうございます」
一礼して去る、中学生の背中に
薫「がんばれよ!オリャァ(背負い投げのマネをする)…ふんふん♪…」
薫、歩き出すが何かに思い当たって、立ち止まる。
薫「(小声で)帯…オビ?」
小ネタが萌々なのです、薫ちゃぁ〜ん♪(←ルパンが不二子ちゃん呼ぶ感
じで読んでいただけると、嬉しいです)
<池田の通う大学にて>
右京は一人、池田について聞き込みをしていた。
彼は、心理学を専攻しているらしい…
<花の里にて>
右京、薫、美和子の3人で飲んでいる。
薫の調べにより、池田の部屋に投函された現金には、キチンと帯封が付いてい
たとの事。
薫「ヤクの取引で帯封付いた金、使うか?」
その言葉に、右京が「スクッ」と立ち上がる。
右京「僕は、お先に」
言い終わると、スタスタ店を出て行く。
呆然と右京の背中を見送る一同。
美和子「右京レーダーに反応アリ!」
薫「俺?(たまきに)俺、何か言いました?!」
たまき「変な所に反応しますから、あのレーダー」
このシーンは静かに笑わせていただきました(爆)。
だって、皆。普通のトーンで、結構右京さんについて、無茶苦茶言ってんですも
ん
(≧∀≦)ウヒョヒョヒョヒョ。
この4人のショットは、もう一つの”絵”ですよね。
一度、”花の里”で始まって延々”花の里”で終わる…って話、あったら面白い
かもしんない(←誰が書くんだ!?)。
<池田のバイト先のコンビニ前にて>
池田からは死角にあたる場所で、張り込みをしている右京。
そこへ、薫が差し入れを持ってやって来る。
右京、もらったビニール袋の中身を覗き込み、徐にあんぱんと牛乳を取り出す。
(←このシーンの右京さんは、激カワです(*>▽<*)b)
右京「なぜ、牛乳とあんぱんなのでしょう?」
薫「右京さん世代で、張り込みと言えばコレかと思いまして♪」
右京、しばし考えて…
右京「取調室と言えば?」
薫「カツ丼!!(←即答)」
右京「(眉間に皺を寄せて)そういう先入観が、往々にして捜査を狂わせるんで
すよ!肝に銘じておいてください!」
薫、しゅんとなり…
薫「わかりました。すみませんでした」
と、右京の手から牛乳とあんぱんを取ろうとする…
右京「(サッと身体をかわし)コレはいただきますよ」
薫「食べるんですか?」
この掛け合いシーンは、寺脇さんと水谷さんじゃなきゃ出来ないですよね!!
間といい、微妙な表情に空気感!!
緊迫しているシーンのハズなのに(笑)、なんでか「ほのほの」している(爆)!
”薫ちゃんマジック”なんだろうか?!!
<池田の通う大学にて>
バイト先でスポーツ新聞を手にした池田を、右京は見逃してなかった。
それについて訊ねると、「特に意味は無い」と答えられる。
右京「免許証はお持ちですか?」
切り返しの早い右京に、戸惑う池田。とりあえず言われた通りに、免許証を提示
する。
右京「昭和59年6月28日ですか…」
池田「!?」
薫の携帯が鳴り、本物の持ち主が現れたとの連絡が入る。
<交番にて>
下薗の話によると、持ち主は多恵子であり”タンスから盗まれた”と言うのだ。
決め手は、帯封でまとめられた一番上の紙幣番号(600万円だから、6束ある
ので)6枚全てが一致した事。
薫「”釈然としませんねぇ〜”って顔ですね?」
右京「釈然としません」
薫ちゃんて、何のかんの言いつつも、右京さんの表情が読める程になってき
たのよねぇ〜♪やはり、”愛”かしらっ(←いやらしい意味のではなく)☆
逆に、男同士だから、こんな事言えるんだと思う。
異性同士だったら、事件ほったらかして”LOVE話”に突入しかねないからね
〜…面倒臭いったら、ありゃしない(u _ u;)。
<所轄署・玄関口にて>
現金を受取り、したり顔の多恵子の前に、右京と薫が現れる。
右京「なぜ、一週間経った今になって、名乗り出たんですか?」
多恵子「おまわりさんが、教えてくれたんです」
自分は、新聞、ニュース、ラジオ等を見たり聞いたりしないから、情報が遅れた
のだと言って、その場を立ち去る、多恵子。
<警視庁・取調室にて>
捜一は、古谷殺しの真犯人・新井田を逮捕し、事情聴取を行っていた。
古谷の隣に住んでいた、新井田は偶然、古谷のヤクの売上金のありかを聞き
、それを横取りする事に成功した。しかし、すぐにバレてしまい古谷の部屋に引
きずり込まれて、暴行を受ける。恐怖を覚えた新井田は、台所にあった包丁を
手にして、古谷を殺害。刺殺後に暴力団関係の仕業にみせかけるため、暴行
の痕を残したのだった。
伊丹「なんだって真面目一筋のアンタが…」
新井田「不公平だ。毎日休まず出勤して、来る日も来る日も電卓叩いて…何
千万ものお金が、僕の前を通り過ぎていく。なのに、僕の給料なんて微々た
るもの。何でこんなに不公平なんですか!?世の中は!!」
伊丹「古谷同情の余地は無いが、殺しちゃダメだよね?」
新井田「でも…」
伊丹「(机を激しく叩く)殺しちゃ、ダメだよね!」
古谷の金は、新井田の部屋から丸々見つかり、池田の金とは無関係である事
が判明する。
うーん。
川原さんと…ってトコが不満ではあるけれど(←どうしても、寺脇さんと絡ませた
いらしい…苦笑)、
能見さんが”真面目なサラリーマンが堕ちていく姿”をすごく
哀しく表現されていて、良かったっス(*≧◇≦*)!!
もっと、色んなドラマに出てくれればいいのになぁ…
キレイな顔なのに、二枚目路線から三枚目路線まで演じ分けできて…私が、キ
ャスティング任されたら、ガンガン使っていきたい役者さんだ★
最近は、連続して別のドラマ、別のドラマ…って同じ役者さんが出ちゃうから、前
の”色”が抜けきれず(←見る側の意見ですが)、ちょっとつまらない。
「だって、この人の為に書いたんだもの!!」って作品については、仕方ないと
しても…”ゲスト出演”とかまで、豪華な人が出始めちゃって、「これ、先週別の
ドラマでもゲスト出演されてた方ですよねぇ?!」…もう、グダグダです。
それなら思い切って、無名の役者さんを「ポーン」と投入してみんかい!!
あ…
能見さんて、あんまり露出するの嫌いな人なのかなぁ…
「僕は、舞台で演っていきたいんです…」
とか???
能見さん情報って、どこを検索すればいいんだろう?
”太田プロダクション”様までは辿り着いたのよ☆でも、プロフィールが載ってるだ
けなのね?!ファンサイトも無さそうだし…
騒がれるの嫌なのか?!
舞台で活躍したいなら、それはそれでいいんだけど…いかんせん地方に住んで
る人間としては、度々東京まで行けないので、たまにはドラマとか出てネ。。。
なんて、思ったりしているのです( u w u ;)
←甘えんな!ってカンジ?
<多恵子の家にて>
多恵子が絞殺体で発見される。
目撃者の証言によると、昨晩 男との口論が聞こえてきて、家から出て行く姿が
池田に似ていたと言うのだ。
薫「彼が犯人だと思ってますか?」
右京「ええ。池田君が犯人です。下薗巡査にも手伝ってもらいましょう」
薫「え?!(予想外の言葉に、目を丸くする)」
<車内にて>
下薗を交番で乗せて、池田の通う大学を目指す、右京と薫。
後部座席に座っている右京が、徐に言葉を発する。
右京「ちゃんとメンテナンスしてますか?最近の若い人は、追い詰められると
何をするか分かりませんから、念の為」
下薗、振返ると右京が拳銃を手にしていて、驚く。咄嗟に自分の拳銃だと気付き
、慌てる。右京が、下薗に返すと怯えたように、元の場所に収める。
<池田の通う大学・屋上にて>
一人佇んでいる池田を見つける、右京と薫。そして、下薗。
池田「僕は、誰も殺してない!」
右京「ええ。キミは誰も殺していません。世間という池に小石を投げ込み、波紋
を広げた張本人です」
池田「…(観念したように、全てを語り始める)」
600万円の拾得は、自作自演だった。
2週間前に偶然、自分の誕生日である”628”の三連単を競馬で当てた池田は、
その金にどれだけの人間が集まるか、心理学を専攻している者として、データを
取りたかったのだという…いわば、実験だ。
右京「卒論のテーマは、”高額の金銭に対する大衆の反応”でしょうか?」
池田「ほんの出来心だったのに…僕の所為でしょうか?!」
右京「そうです。キミがあんな事をしなければ、誰も人生を踏み外さずに済んだ
んです。そうですね、下薗巡査?」
下薗「?!」
下薗は、競馬でかなりの借金があり、池田の対応をしている時に、6枚の紙幣番
号を控えておき、多恵子を巻き込んで一芝居うったのだ。
以前、交番で雑談していた”カイグイ”とは、馬の食欲の事で”トモ”とは、馬の腰
から下の部分を指す用語であった。そう、二人は競馬仲間だったのだ。
右京「なぜ殺しました?」
下薗は、現金の山分けの話をしに多恵子の家に行った時、裏切られた事を告白
する。そして、自分の拳銃を引き抜き、池田に向ける。
下薗「知ってたんだよ、俺は!お前が万馬券当てたのを―…そいつが、600万
円拾ったって届け出てきた。そんなにいらないなら、俺が貰ってやるよ!捨てた
金を拾って、何が悪い?!じゃなきゃ、あの金に手を出したりしなかったよ!コ
レでも”正義のおまわりさん”だからな!俺はもうお仕舞いだ…せめてコイツを
道連れに…」
薫が飛び出してきて、池田を庇う。
←ココがカッチョエエんスわ(* ̄∀ ̄*)
薫「その制服着て、人が撃てんのか?!」
下薗「―…!!!!!」
下薗は、銃口を口に突っ込んで、引き金を引くが…何度引いても弾が出ない。
右京「弾は、抜かせていただきました」
薫「(車内での事を思い出し…)なんだぁ〜…」
脱力して、その場に倒れ込む。
やはり、
今回の一番は”池田君を庇うシーン”が一番かなっ(*≧∀≦*)b
下薗に背中を向ける格好になっちゃって、顔が見え辛いんだけど…実際、撃た
れた時には背中の方が、ダメージが少ないんだろうか??
こういうシーンて、役者さんの顔を”見せる”…いや、”見せたい”から正面向か
せると思うんだけども…(悩)。
ま、防弾チョッキ着てても、頭撃たれたら終わりなんだけど…
<公園にて>
事件の事の顛末が載った週刊誌を、ベンチに座って読んでいる、池田。
そこへ、右京と薫が現れる。
池田はそこで、当時の自分の心境について語る。
競馬で簡単に手に入った現金が、池田は怖かった。金に群がる人々を見て、自
分は違うのだと思いたかった…”データが取りたい”なんて理由は、後付だったの
だ。
池田「僕は、どんな罪に問われるんでしょうか?」
右京「虚偽の拾得物報告。それ自体は、大した罪には問われませんが、その波
紋はあまりに大き過ぎました」
池田「どうやって償っていけば…」
右京「自分が何をしたのか、考える時間は十分あると思いますよ?」
己の犯した罪の大きさについて、自覚している人には右京さん激昂しないけど、
やっぱりシッカと釘は刺すよね…ま、当然なんだけど。
こういう時、自分だったら怒られたい…と、思う。
怒られた事で、幾分か自分の犯した罪が軽減されたような錯覚に陥るから…
でも、右京さんみたいな言われ方すると、多分…一生考えて行かなければならな
くなるだろう。。。
右京さんて、どこまでも上手である。
<花の里にて>
右京、薫、美和子が飲んでいる。
右京が一万円札を取り出し、原価は20円だと言う。
右京「”信用”があるから、一万円として通用しているんですよ」
美和子「…怖いですね」
薫「安心しろ、美和子!俺と居る限り、そんな大金と遭遇する機会は無い!」
美和子「何、偉そうに(笑)」
薫「任せなさいっ!(笑)」
薫ちゃんらしい、場の和ませ方だなぁ〜(笑)。
本人に自覚無いかもしんないけど。
自覚無くして、空気を和らげる人が出来るのって、才能だと思う…読めても、それ
が出来ない場合が多いから(汗)。
言葉とか、表情とか…”和ませる”のって、すごい難しいと思うんだよ。
さて、今回は新井田さんの
新井田「不公平だ。毎日休まず出勤して、来る日も来る日も電卓叩いて…何
千万ものお金が、僕の前を通り過ぎていく。なのに、僕の給料なんて微々た
るもの。何でこんなに不公平なんですか!?世の中は!!」
って台詞に、胸が苦しくなりました。
確かに、不公平だわな。
でも、私の場合…額が大きくなり過ぎると、一万円札がオモチャに見えてくるんで
す…100万円でもダメね(苦笑)。だから、こんな風には思わない。
根が貧乏だからなのかっ?!(爆)。
それに結局は、他人のお金だし☆
それでも…
それでも、チャンスがあったら、新井田さんみたいになっちゃうんだろうか?
”それ”はとても怖い事なのだ…って気持ちを、忘れてはいけないんだよな。
今回、ゆうきさんの掲示板のカキコミにて、脚本家さんのブログにお邪魔してみた
りもしました。
なんとコレが、”脚本家デビュー作”になるのだそうです!!
すごいよねぇ〜…人間が持つ、心のヒダを細かく上手に描写されてて、しかもキャ
ラの使い方がすごく巧いので、ベテランさんだと思ってたのにぃ〜…(悔しい)。
私もいつか、書けないかなっ!こんな物語( ̄m ̄;)。
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