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『相棒 season7』第7話


『最後の砦』 2008.12.3放送


(c)テレビ朝日・東映
【ストーリー】

連続スクーター通り魔事件の取調中。
担当刑事の暴力により、容疑者が死亡する。
それを見ていた   。
2人は口裏を合わせ、「暴力的な取調は行われなかった」
とする。
右京と薫はこの件に疑問を持ち、独自に捜査を開始―・・・
。容疑者の遺体に争ったような痕跡を発見する。
内村も、大河内を捜査に当たらせるが、あくまで”形式上”
のモノ。粗は探さず、”警察に非は無い”事を証明させよう
とする。
伊丹達も、容疑者の足取りを命じられるが、これも形式上
のモノだった。
容疑者を立件しようとして、証拠を隠していた担当刑事を
責める、右京、薫、伊丹、そして大河内。
上からの圧力に耐えかねて、口裏を合わせていた、  
が皆の前で拳銃自殺する。
右京と薫は、容疑者の周囲を捜査する内、容疑者以外に
真犯人が居る事。そして、容疑者が担当刑事から受ける
暴力の前に、事故に遭っていた事を突き止める・・・。



◆キャスト◆

野村修司…金山一彦(取調担当刑事)
下柳 務…鈴木浩介(取調監督官)
日下部裕…ムロツヨシ(連続スクーター通り魔真犯人)
辻 正巳(連続スクーター通り魔の第一容疑者)



●脚本● 櫻井武晴





<お好み焼き屋にて>
お好み焼きを焼いて食べている、右京と小野田。
 右京「取調監督官は規律違反と判断すれば、
 取調を中止させる権限を持っている筈ですが?」
 小野田「そう。取調に問題はなかったんじゃない
 かしら?」
 右京「もし、違法な取調があり。取調監督官がそれ
 を止めなかった為に、被疑者が死亡した。としたら、
 大変ですねぇ」
 小野田「お前は嫌な想像するねぇ」
 右京「取調監督官制度は頓挫し、取調の録画・録音
 、弁護士の立会い。そういった声が大きくなるかも
 しれません」
 小野田「アラ。それを避ける為に作った制度なのに」
 右京「それを避ける為に、僕にこんな話をなさって
 る」と、お好み焼きを頬張る
 小野田「ううん。これは食事中の雑談」



のっけから”黒さ”増量中の小野田さん(笑)。
いいです!!
お好み焼き食べながらの”雑談”!!

今まで食べた中で、一番美味しかったモノ・・・
もし、
本当の最終回来たら、右京さんと小野田さんに
アンケートとって欲しい(爆)!!

天麩羅かなぁ・・・

インパクトは、回転寿司!!だろう。
名台詞も出た事ですし。

私の中では、ハンバーガーですが((●≧艸≦)゛






<警視庁・鑑識課にて>
大河内に頼まれて調査中の、資料一式を前に座る
、米沢。
右京の問い掛けに、しどろもどろ。
 右京「では、我々が勝手に見てしまったという事で」
 米沢「助かります」
薫、少し離れたテーブルにある物に目をつける。
 薫「米沢さん、コレはぁ〜・・・」
 米沢「あ。亡くなった辻正巳さんの・・・」
 薫「勝手に見ちゃってマス」と、笑顔
腕時計が止まっているのに気付く、薫。
右京も見て、傷があるのを発見する。



 薫「勝手に見ちゃってマス」と、笑顔
この、薫ちゃんの笑顔、超ラブリー(〃ノ∇ノ)
カワユイのだなぁ〜♪


何気に重大なトコにも着目していますヨ☆
薫ちゃん、ナーイスっ!!






<北川警察署・会議室にて>
大河内に尋問されている、下柳。
 大河内「あなたはどちらを向いて仕事をしていましたか?
 取調警察官は、取調べる刑事の為ではなく、取調べられ
 る被疑者の為に居るんですよ?」
 下柳「・・・でも、私も・・・警察官ですから」
 大河内「!?」



鈴木さん・・・
何気に注目している役者さんが、
「ココで登場かぁっΣ( ゚ ∀ ゚*)」と、
不謹慎にも、はうはうでした。

当り前ながら、巧いのだなぁ・・・

つい、下柳さんに感情移入して、
胸が苦しくなりました。






<辻のマンション前にて>
右京と薫がやって来ると、先に来ていたトリオ・ザ・捜一と
出くわす。
 三浦「困りますね、勝手な捜査は」
 芹沢「鼻が利きますねぇ〜」
 右京「そういう、あなたがたは?」
 薫「なんでお前等が、辻さんのマンションに居んだよ!」
 伊丹「とにかく、お前等は関わるな」と、薫の前素通り
 薫「あ?!」と、ビックリ
続いて、三浦、芹沢も去る。
薫、3人の背中を見送って、
 薫「なんか今日は、えらく淡白ですね」と、右京に
 右京「・・・」



いつもと違う雰囲気の伊丹さんを、敏感に察知する
薫ちゃん(笑)。
この2人もナイスコンビです♪

今では、少し”オトナ”な薫ちゃんと、”コドモ”な伊丹
さんですが、内面の熱い部分は変わらず同じ・・・だと、
「一緒にすんじゃねぇよ!!」と、両側から怒鳴られよ
うが、思ってしまうワタクシ(*ノ∀`*)ノ






<警視庁・刑事部長室にて>
内村と中園を前に立つ、下柳。
 中園「下柳巡査部長。呼び出された理由は、わかるね?」
 下柳「・・・はい。あのぉ・・・」
 中園「いやぁ、杉田署長が心配していてねぇ。君がどうも
 気に病んでいるようだと」
 内村「気持ちは察するよ。取調監督中に被疑者が死亡
 したんだ。責任を感じて当然だ」
 下柳「・・・」と、最敬礼する
 内村「だが、それはもう。君だけの責任ではない。君を取調
 警察官に任命した、警察全体の責任だ」
 下柳「・・・」
 内村「つまり、今後の君の不用意な発言が警察全体の責
 任問題になる。全国二十数万人の警察官全員のだ!」
 下柳「・・・(冷や汗)」
 内村「下柳君、警察の威信を守る最後の砦になってくれ」
 下柳「・・・」
 内村「この通りだ」と、頭を下げる
中園もそれに習って、頭を下げる。
 下柳「・・・」と、それを見つめる



このシーンはもぉ・・・・・

色んな縮図かと。


ホント、
下柳さんの気持ちがわかり過ぎて、イタイ。


遠回しに詭弁でもって、下柳さんの口封じにかかっている
内村さんと中園さんのいやらしさとか・・・

なんていうか。


イタイ。です。






<警視庁・男子トイレにて>
個室から出て来た、米沢。
飛び込んでくる、下柳。洗面台に突っ伏して吐く。
 米沢「あの、ちょっと。大丈夫ですか?」
 下柳「・・・うぅ・・・うっ・・・・」と、泣きながら吐く



上のすぐ後のシーン。


そりゃね、吐くよ。

人の命が懸かってて、
「仕事だ」、「面子だ」と割り切れない人間は。

自分を責めて、吐きます。


相談相手が居ないってのが、致命的だよ。
苦しいよなぁ・・・。






<道にて>
右京と並んで歩く、薫。
 薫「なんだか捜査がずさんな気がしますね。それにマズイ
 でしょう。任意なのに強引に車に乗せちゃあ」
 右京「確かに、マズイですねぇ」
 薫「完全な違法捜査ですねぇっ!」
 右京「そんな違法捜査を、もし。僕がしたとしたら」
 薫「は?!」
 右京「君はどうしますか?」
 薫「どう・・・って、えぇっ?」
 右京「では、下柳さんはどうだったでしょうか?野村さんの
 違法な捜査を目撃したとして、同じ署で働く警察官が一切
 の仲間意識を捨てて、職務にあたれるでしょうか?」
 薫「・・・仲間意識、ですか」と、考える



右京さんの”警察官としての正義”は、
物凄く清く正し過ぎて、私なんか聞いたら、
感心するよりも、謝ってしまうんじゃないだろうか?

「こんなへろへろした市民でごめんなさい」

そんな感じで。


”完璧”故の、”欠陥”。





<警視庁・刑事部長室にて>
 伊丹「どういう事ですか?!」と、内村に食って掛かる
 中園「言葉を慎め!」
 伊丹「我々の報告を待たずに、記者発表するなんて!」
 内村「報告は受けた」
 伊丹「!?」と、振り返ると三浦が立っている
 三浦「・・・」
 内村「お前達の裏付は、大いに役に立った。ご苦労」



伊丹さん、怒ってました。
珍しく。

裏付捜査を指示された時も、苦い顔をしていましたが、
ここでは、”仲間”の三浦さんにまで裏切られた形に
なってしまい、益々ご立腹。

伊丹さんの中にも、”警察官としての正義”がある証拠
だなぁ・・・と。


三浦さんは、三浦さんで”オトナ”なので・・・
三浦さんの行動も、”警察官としての正義”に
なっちゃうんだなぁ。

・・・・・巧く言えませんが。






<警視庁・廊下にて>
怒りを顕にして歩く、伊丹。
その後を追う、三浦。
 三浦「伊丹!」と、肩を掴む
伊丹、三浦の手を振り払う。
 三浦「どんな報告しても、結果は同じなんだ!」
 伊丹「!」と、立ち止まる
 三浦「形だけの捜査だったんだ!」
 伊丹「・・・」と、納得がいかない表情で歩き出す
 三浦「それ位わかれよ!!」



本当にここまで伊丹さんが怒るのって、珍しい。

以前なら、「長いものには巻かれる性質なんだよ」と
サラリとかわしていたハズなのに。

何か、心境の変化でもあったのかなぁ??






<北川警察署・廊下にて>
タイヤ痕を持ち帰ろうとする、大河内に縋る、野村。
それを追う、伊丹。
 野村「ちょっと待ってください!捜査中の資料を勝手に
 持ち出されは困ります!」
 伊丹「何が捜査だよ!鑑識資料隠すのが捜査か?!」
 野村「アンタに関係ない!!」
 伊丹「お前みたいな警官が居ると迷惑なんだよ!!」
 大河内「とにかく!!私にはコレを調べる権限があり
 ます」と、歩き出す
さらに追いすがろうとする野村を止める、伊丹。
そこに現れる、下柳。
続いて、右京と薫。
 右京「知ってましたね。あなたはタイヤ痕の存在を」
 薫「もう・・・全部話してくださいよ。取調べで見た事、
 全部」
 下柳「無理ですよ」
 薫「無理?」
 下柳「・・・不祥事を報告しても、上は喜びません」
 伊丹「何言ってる?!お前、取調監督官だろ!!だった
 らお前・・・」
 下柳「(伊丹の言葉を遮って)告発なんてしたら、仲間を
 裏切る事になる!!貶める事になる・・・なら一体、なん
 の為の監督官なんだっ!!」と、涙を零す
下柳、ズボンの後ポケットからゆっくり拳銃を取り出し、
左胸に当て引き金を引く。
右京、気付いて薫と止めに入るが間に合わない。



このシーンも、
かなりイタイっス。

基本的に、怒声を聞くのが苦手なので。
特に感情を顕にした怒鳴りあい。

そこに持ってきて、自殺という最悪のシナリオ。



 薫「もう・・・全部話してくださいよ。取調べで見た事、
 全部」
 下柳「無理ですよ」
 薫「無理?」
 下柳「・・・不祥事を報告しても、上は喜びません」
 伊丹「何言ってる?!お前、取調監督官だろ!!だった
 らお前・・・」
 下柳「(伊丹の言葉を遮って)告発なんてしたら、仲間を
 裏切る事になる!!貶める事になる・・・なら一体、なん
 の為の監督官なんだっ!!」と、涙を零す


ココで号泣しました、ワタシ。
薫ちゃんの「話してくださいよ」が、やわらかく響いて。
でも、そんなの「無理だ」と言う下柳さん。
そこに持ってきて、伊丹さんの「取調監督官だろ!」と
いう・・・責任持てよ!という・・・励まし。にとれたんだけ
ど。
それがごちゃまぜになって。
下柳さんの心のメーターが振り切っちゃう。

イタイなぁ・・・






<特命係にて>
下柳の自殺のニュースを見ている、右京と薫。
そこへ米沢が現れる。
 米沢「あれぇ〜北川署の人だったんですねぇ」
 右京「おや、お知り合いでしたか?」
 米沢「昨日、トイレで吐いてました」
 右京「はいぃ?」
 米沢「よっぽど苦しかったのか、泣いてましてねぇ。診療所
 の先生呼びに行ったら、居なくなってて・・・」
薫、リモコンでテレビを切る。
 薫「ずっと、苦しんでたんですね」
 米沢「はい?」
 薫「取調で不正を見てしまっていた事を」
 右京「それを伏せた事もまた、不正です」
 薫「俺達が追い詰めたんです」
 右京「それだけの事をした人です」
 薫「俺達の目の前で死んだんですよ?!」
 右京「彼は、警察官なんですよ!そして、我々も!」
 薫「強いですね、右京さんは・・・そして、正しい」
薫、右京を見て部屋を出て行く。
 右京「・・・」



 右京「彼は、警察官なんですよ!そして、我々も!」
この台詞。
なんとなく、薫ちゃんに言っていて、自分にも言い聞かせ
てるように思いました。

決して、血も涙も無い冷血漢ではなく、
”警察官としての自分”の意識が強いのだなぁ・・・。

右京さんも、すごく辛そうに見えた。


薫ちゃんみたいに、素直に感情を出せない分、
苦しいと思う。

ちゃんと、吐き出せただろうか?

それとも、理性で押さえ込んでいるのかなぁ?
いや、整理して解決しちゃうんだろうか?
・・・しかし、右京さん。
不眠症だったハズ。

心的ストレス、多いと思います。




 薫「強いですね、右京さんは・・・そして、正しい」
この台詞の薫ちゃんが、切ない!!
なんていうか・・・
近付いても、”相棒”であっても、この感情だけは
譲れない部分?!みたいな。
そこが、薫ちゃんが薫ちゃんであるコトだったり
するんだけど。

重過ぎる、正しさ・・・なんだろう。






<警視庁・廊下にて>
ガックリと肩を落として歩いている、伊丹。
 伊丹「・・・」と、見ると三浦が立っている
黙って通り過ぎる、伊丹。
 三浦「お前は、デカだ」
 伊丹「!」と、一瞬立ち止まる
 三浦「お前はデカとして、自分の仕事をしただけだ」
伊丹、歩き出す。
三浦、後を追う。



伊丹さん。
誰かにキチンと吐き出せただろうか?
心の傷は、見えないけど・・・
見えないからこそ、ちゃんと治さなくては。

・・・そうそう治るモノでもないか。

一生、
持っていかねばならない”傷”なのかもしれない。






<道にて>
右京に話をしに来た、野村。
後をつけた、薫。隠れて聞き耳を立てている。
野村、タイヤ痕の照合をやめてくれと言う。
犯人を捏造する理由が、上からの圧力である事が
わかる。
感情で喋る野村と、論理的思考で話す右京。
 右京「それが強引な任意同行、暴力的な取調をした
 言い訳ですか?」
 野村「まさか、あんな事で人が死ぬなんてたんだ・・・」
 右京「なぜ、警察官が市民を拘束して取調できるよう
 な大きな権限を持っているか、わかりますか?」
 野村「?」
 右京「警察官は自らを犠牲にして、市民を優先する
 のがアタリマエの人間だからです。大きな権限を持つ
 者は同時に、大きな責任も持っているのですよ」
 野村「・・・」
 右京「下柳さん同様、あなたも苦しんだでしょうか?
 もしそうなら、あなたはここで変わるべきです」

 薫「!!」

 右京「下柳さんの死を無駄にしない為にも」
右京、立ち去る。



何かが変わる瞬間!!
薫ちゃんの表情、イイです。






<辻のマンション前にて>
垣根の所に座っている、薫。
そこへやって来る、右京。
 薫「米沢さんに聞きました」
 右京「もう1人の警察官を追い詰める事になります」
 薫「俺も警察官ですから、責任は果たします。捜査は、
 最後までします」
右京、歩き出す。
薫、後を追う。



下柳さんと同じ台詞を、
薫ちゃんは、前向きに言いました。

とても、薫ちゃんらしく。

すごく、
勇気のいる事だったと思います。






<道にて>
右京の帰りを待っていた、薫。
 薫「右京さんが違法捜査したら、きっとそうしなきゃなら
 なかった、そういう事情があったんだって、俺は考える
 と思います」
 右京「・・・」
 薫「右京さんは俺の上司で、相棒ですから!」
 右京「・・・だとするならば、諸刃の剣なのかもしれませ
 んねぇ」
 薫「え?」
 右京「警察官の仲間意識というものは」
右京、歩き出す。
薫、しばらくその場で考えるが、右京の後を追う。



ずっと考えていた、答え。

私は、薫ちゃんの答え、すごく気持ちわかります。

しかし、
右京さんの求める答えではなかったようです。

”仲間意識”があるから出来る捜査もあると思うし、
それが邪魔をするから、出来ない事もある。


 薫「右京さんは俺の上司で、相棒ですから!」


”相棒”って言葉は、右京さん。
嬉しかったんじゃないかなぁ・・・


なんとなく、
そう思うんです。






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